映画『月に囚われた男』 人類が直面する未来を描いた問題作!

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映画『月に囚われた男』予告編

映画『月に囚われた男』を観ました。この邦題を観て、火星に一人残された宇宙飛行士を描いた『オデッセイ』と似たような映画かな?と、最初は想像していたのですが、全く違いました。

そもそも原題は『Moon』なので、『月に囚われた男』という邦題は、ちょっと見当外れかもしれません。良い意味で裏切られた映画なので、紹介したいと思います。

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『月に囚われた男』のあらすじと監督

月に囚われた男

まずは、『月に囚われた男』のあらすじから、ご紹介します。

あらすじ

近未来――地球の資源は底をついた。宇宙飛行士のサムはエネルギー源を月より地球へ送るため、ルナー・インダストリーズ社よりたった一人で派遣されていた。

月での生活は、毎日決まった時間に起き、ランニングマシーンに乗り、ヘリウム3を採掘するだけの日々。話し相手はコンピューターのガーティだけ。地球との交信は衛星の故障によりできず、録音したメッセージをやり取りするのみ…。

3年という契約期間を淡々とこなし、やっと、地球に戻れる日が2週間後に迫っていたのだが――!?

月に囚われた男

  • 監督・原案:ダンカン・ジョーンズ
  • 出演:サム・ロックウェル、ドミニク・マケリゴット、ケヴィン・スペイシー、ベネディクト・ウォン
  • 日本公開:2010年4月10日
  • 原題:Moon
  • 制作国:イギリス
  • 時間:98分
  • ジャンル:SFスリラー

監督はデビッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ

『月に囚われた男>(2009年)』の監督は、デビッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズです。

父の故デビッド・ボウイとのツーショット写真ですが、この映画のプレミアショーで撮影されたものです。(デビッド・ボウイに「故」の付く日が、こんなに早く来るとは思っていませんでした!)

『月に囚われた男』は、ジョーンズの長編映画のデビュー作であり、英国アカデミー賞・新人賞を始め、いくつかの賞も受賞して、興行的にもスマッシュヒットになりました。

ジョーンズの他の監督作品には、『ミッション: 8ミニッツ(2011年)』『ウォークラフト(2016年)』『Mute(2017年)』があります。

地球で待つ家族に早く会いたい孤独な男

主人公のサム・ベル(俳優:サム・ロックウェル)です。地球に残してきた妻と小さな娘からのビデオメッセージを見て、うっとりしています。

月での孤独な3年間の勤務を終えれば、サムは地球に帰れます。それがようやく残り二週間となり、もう少しで愛する家族に会えるはずなのですが…。

映画では、ほとんどがサムの一人芝居となっています。物語が進むと、一人二役を演じることにもなります。

ロボットのガーティ

たった一人で孤独な勤務をしているサムのサポート役を務めているのが、ロボットのガーティです。サムの話相手は、このガーティしかいません。映画でも大切な役割を果たしています。

天井吊り下げ式という、SF映画では珍しいタイプのロボットですが、映画の設定上、そのほうが望ましいということで天井吊り下げ式になったようです。

近未来を描いた映画ですが、セットは最先端のピカピカの近未来というわけではなく、ロボットの機体が薄汚れているなど、古き良き時代のSF映画の雰囲気も大事にしている映画です。

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まずは先入観なく観てほしい映画

『月に囚われた男』は謎解きの映画ではありませんが、事前に映画の内容を知らずに先入観なく観たほうが、インパクトが強いと思います。私がそうでした。

映画の最初は淡々とした感じで進みますが、30分が過ぎたあたりから、「こう来たか!」とストーリーが急展開していきます!

次のページからは、映画のネタバレを含んでいますので、観ていない人は、できれば映画を観てから読んでみてください。

月に囚われた男(U-NEXT)

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