与那国島の海底遺跡は、本当に古代遺跡か? 陸上に人面岩も存在した!

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古代遺跡の証明? 陸には謎の巨石遺跡も存在する!

与那国島 海底遺跡:垂直に切り立った岩と平面の岩

与那国島の海底遺跡は、実際にこれだけ多くの人工的と思われる巨石が発見されながらも、未だに謎に包まれています。沖縄県文化局には「遺跡発見届け」が提出されましたが、古代文明が存在した証拠がないということで、遺跡として認定されていません

定説を覆すのが、いかに難しいことなのかが分かります。1986年の発見から30年が経ちますが、今現在では、どのように考えられているのでしょうか?

与那国島の海底遺跡は、いつ頃に造られたか?

琉球大学理学部・木村政昭教授

与那国島の海底遺跡は1992年より、琉球大学理学部・木村政昭教授(写真)を中心にして綿密な調査が行われました。

木村教授は当初、海域がまだ陸であったと推測される1万~1万3千年前の遺跡と考えましたが、現在では2,000~3,000年前に造られた遺跡であるとの見解を示しています。

2,000~3,000年前の日本は、縄文時代から弥生時代に移行する端境期に当たります。

この説だと、世界最古の巨石遺跡ということにはなりませんが、遺跡の規模の大きさを考えると、やはり古代史の見直しが迫られることになります。考古学の常識では、縄文~弥生時代の人々が、このような巨石遺跡を造る技術を持っていたとは考えられないからです。

もちろん、自然造形説を唱えている学者も多いので、遺跡であるとは限りません。あるいは、もともとあった自然の造形物に、人間が手を加えて造ったという見解もあります。

遺跡かどうかは科学的に調査すれば、すぐに判明すると思うかもしれません。しかし、有機物を含まない石などは年代測定が難しいという事情があります。

古代ミステリーファンとしては、かつて太平洋上にムー大陸が存在し、ムー文明の末裔たちが築いた超古代遺跡と考えたいところですが、与那国島の海底遺跡の論争は、まだしばらく続きそうです。

与那国島の巨大な人面岩!

海底遺跡にもモアイ像と呼ばれる人面岩が存在していますが、こちらは2002年、与那国島の陸で発見された巨大人面岩です。大きさは高さ約2m、幅約3.5m、奥行き3mあります。

島の南側の「新川鼻」という岬の高台にあり、偶然なのか意図的に造ったのかは分かりませんが、沖合の「海底遺跡」を見下ろせる位置にあります。

巨石を見ると、大きな目の窪みは人為的にくり抜かれているかのように見えます。顔には鼻もあり、べーっと舌を出しているかのような岩もあり、お茶目な印象を受けます。岩の上にも人工的に作られたような円形の窪みがあります。

動画の解説にもありますが、実は角度を変えて見ると、もう一つ顔が見える構造になっています。このような仕掛けのある人面岩を造れるのは、やはり高度な技術を持った民族でしょう。

与那国島に古代文明が存在し、海底遺跡が本当に古代遺跡である証明になるかもしれません。まだ詳細は分かっておらず、今後の研究調査に期待したいですね。

与那国島 海底遺跡:人面岩

与那国島 海底遺跡:人面岩の上の丸い窪み

与那国島の海底だけでなく、陸上にも、このような遺跡と思われる痕跡が残されている点は注目されます。

海底遺跡と呼ばれている海域も、大昔には陸であったことは分かっています。海底に鍾乳洞が確認されており、鍾乳洞は陸上でないと形成されないのです。

この人面石と海底遺跡を安易に結び付けるわけにはいきませんが、与那国島には古代文明が栄えており、その一部の遺跡が海底に没したという考えには、それなりに説得力が出てくるのではないでしょうか?

遺跡か自然物かに拘わらず、文化財として保護する方向で一致

2016年10月15日付の八重山毎日新聞では、下記のように伝えられています。

【与那国】島の南側海域にある海底地形の文化財指定を目指し、学術的な価値付けを行う町の海底地形調査事業の第1回検討会議が14日午前、町構造改造センターで開かれた。

地形学や水中考古学の専門家ら7人が話し合った結果、人工的に造られたものか自然にできたものかに関係なく、保護すべき地形という認識で一致した。

町教育委員会は年内をめどに2回目の検討会議を開き、具体的な調査内容や今後の展開などについて協議する予定だ。

海底地形「保護すべき」 検討会議で専門家一致

2016年10月15日 八重山毎日新聞「海底地形「保護すべき」 検討会議で専門家一致

仮に海底遺跡ではなく、自然に出来た地形だとしても、与那国島の海底地形は非常に特徴的です。ユネスコの関係者も、「ユネスコ2001条約で採択された『水中文化遺産』の定義にあてはまると推測される」という所感を述べているそうです。

また、残念なことに海外の研究者たちなどは、サンプル用に石を割って持ち帰ってしまうとのことです。人的破壊が進まないよう、文化財としてしっかり保護する必要がありますね。

海底遺跡か、それとも自然造形か?

与那国島海底地形は、古代の海底遺跡なのか、それとも自然物なのか、まだ結論は出ていません。しかし、多くの人工的と思われる痕跡が残されているにも拘わらず、現在では自然造形説のほうが有力になっているようです。

確かに、自然造形説も説得力を持っているのですが、個人的にはこれが海底遺跡であっても何ら不思議だとは思いません。

地球が誕生して46億年と言われています。その地球時間の中で、現生人類が誕生したのがようやく20万年前で、シュメールやエジプトの4~5千年前の文明が世界最古の文明だと考えるほうこそ、無理があるのではないでしょうか?

レムリア文明、ムー文明、アトランティス文明など、人類は幾つもの大きな文明の誕生と滅亡を、遙か昔から繰り返しているのが真実のように思えてなりません。

与那国島の海底遺跡の発見から、失われた世界の古代文明の謎が少しでも解き明かされたならば、日本人としても嬉しいですね!

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