メキシコ沖の一帯で、海底遺跡と巨大なピラミッドが発見された!という情報が飛び込んで来て、ネットでも話題になっています。
またもや、グーグルアースによる新たな発見です。発見場所がUFO多発国のメキシコであることから、「宇宙人が建造した海底都市」という見解もあるようです。
まずは、グーグルアースで確認してみた動画をご覧ください!
メキシコ沖の海底遺跡を、画像で確認してみると…
発見場所は、メキシコ沖のカリフォルニア湾の海底
「海底遺跡か?」と話題になっている地形は、メキシコ沖のカリフォルニア湾の海底で発見されています。
カリフォルニア湾は、北米大陸と、バハ・カリフォルニア半島との間にある細長い湾です。海洋生物の宝庫となっており、世界遺産に登録されています。
今回のグーグルアースの発見により、自然遺産に加えて、新たに海底遺跡の文化遺産も登録されるといいですね!
人工的に区画されたような海底地形
グーグルアース座標:26°38'29.03"N 110°27'0.85"W
赤丸で囲った場所に、あたかも人工的に区画されたかのような海底地形が見られます。
グーグルアースで見れば、それほど拡大しなくてもすぐに分かるので、「何か妙な地形だな」と、以前から気付いていた人たちも多いのではないでしょうか?
ピラミッドの遺跡と関連性がある?
分かりやすいように拡大して、コントラストを調整した画像です。
見てお分かりの通り、少なくとも画像のブロック・ノイズなどではありませんね。人為的に造られた直線とカーブで構成されている地形に見えます。
三角形の部分がピラミッドのように見えるので、メキシコ・テオティワカン遺跡の「太陽と月のピラミッド」と関連性があるのではないか?との意見もあります。確かに、自然物とは思えない不可解な形をしています。
グーグルアースで確認してみると、水深およそ1,500メートル程度の場所にありました。水深200mを超えると深海と呼ばれますから、かなり深いです。
残念ながら、与那国島の海底遺跡のように、ダイバーが潜って見られるような深さの場所にはありません。
海底に沈んだ超古代文明の遺跡か?
不可解な形をしているので、ネットでは、まるでナスカの地上絵のようだという声もあります。でも、大きさが数十~数百mのナスカの地上絵とは、スケールがまるで違います。
グーグルアースのメジャーで測ってみると、約125km×50kmもの面積がありました。地上絵どころではなく、巨大都市としての大きさを持っているのです。
ちなみに、メキシコの古代マヤ人は、2,000年も昔に総距離240kmに及ぶ道路網を整備していたことが、近年の調査によって分かっています。
⇒ https://tocana.jp/2016/12/post_11778_entry.html
今回のメキシコ沖の海底遺跡も、各都市を繋ぐ道路網であったと考えられないでしょうか? 堆積した土砂を取り除けば、未発見の遺跡がゴロゴロと出てくるかもしれません。
但し、この辺りが過去に陸地であったとしても、それは数千年前ではなく、もっと遙か昔のことでしょう。
大西洋上にあったアトランティス大陸が沈没したのは、約1万2千年前のことと言われています。
過去の大規模な地殻変動によって海底に沈んだとするならば、それはアトランティス大陸が沈没したのと同時期だと考えるのが、妥当ではないでしょうか?
これが海底遺跡であるらならば、伝説のアトランティス文明とも交流があった超古代文明の遺跡かもしれません。
海域を測量した船の移動パターン?
これほど巨大な海底遺跡なんて、なかなか受け入れがたい話ですが、他の可能性はあるでしょうか?
過去には、アフリカ西海岸沖の海底に市街地の道路のような碁盤の目の形をした地形がグーグルアースで発見されて、アトランティス大陸の遺跡ではないか?と話題になったことがあります。
しかし、これは「海域を測量した船の移動パターンがデータに入り込んでしまったもの」として、グーグル社が正式に発表したため、アトランティス大陸の夢が幻となってしまいました。
分かったような分からないような、もっともらしい解説で誤魔化されてしまった感じがしないでもありません。
とはいえ、今回のカリフォルニア湾の海底地形は、上記の写真とも明らかに異なりますね。下の写真と比べると分かりますが、船がこのような湾曲した航路を描いて地形を測量したとは思えません。
宇宙人が建造した海底都市か?
海底遺跡の他に、もっと受け入れがたい話として、ネットでは宇宙人が建造した海底都市という見解も出ています。
メキシコはUFO多発国として有名なので、その沖合で発見されたとなると、そのような見解もあるとは思います。
水深およそ1,500メートルの深さにあるので、なかなか調査の手も届かないでしょう。それを見込んで、海底都市を造ったということはあるのかもしれません。
それにしても、約125km×50kmですから巨大です。いったい、どれくらいの宇宙人たちが暮らしているのでしょうか。
ただ、宇宙人がグーグルアースで簡単にバレてしまうような海底都市を造るだろうか?という疑問はありますね。
海底遺跡の説も、宇宙人が建造した海底都市の説も、どちらも決め手はありません。でも、だからと言って、自然に出来た地形というには大きな違和感が残ります。
深い場所にあると言っても、有人潜水調査船を使えば詳しい探索ができるので、ぜひ調査に乗り出してほしいと思います!
グーグルアースで発見された海底ピラミッド
カリフォルニア湾の海底遺跡から、約1,800km離れた沖合にも、巨大な海底ピラミッドが発見されたとして話題になりました。
かなり離れた位置にありますが、同じ文明圏の古代遺跡である可能性はあるのでしょうか?
海底ピラミッドを、画像で確認してみると…
ピラミッドと言われている構造物を拡大した写真です。二枚目の写真はコントラストを強めています。四角錐のピラミッドの頂上のような形状が、何となく見えますね。
グーグルアース座標:12°8'1.49"N 119°35'26.39"W
グーグルアースで測ってみると、大きさは縦5,000m、幅5,500mもあります。これは地球上のどんな建造物よりも大きいです。普通に考えたら、とても人間が造ったものとは思えません。
周囲にも似たような海底の山があるが…
赤丸で囲った箇所が、海底ピラミッドと言われている構造物です。でも、周囲にも似たような構造物(山)がありますよね?
個人的には、なぜこれだけを海底ピラミッドと呼んでいるのか、ちょっと釈然としません。
海底に潜って、問題のピラミッドを確認してみると…
こちらはグーグルアースの機能で、海底に潜って確認してみた海底ピラミッドです。やはり、形状を見ても、普通に海底の山なのではないかな?という気がしますね。
山の頂上が、ピラミッドのように見えているだけではないでしょうか? この海底ピラミッドは、ちょっと肩すかしの感が否めません(^^;)
とはいえ、地上であっても、未発見の遺跡が今でも次々に発見されています。海底に沈んでしまった遺跡はなおさらのこと、誰かに発見されることを待っているのだと思います。
グーグルアースを使えば、世紀の大発見の可能性が誰にでもあります。
海面だけでなく海底にも潜れるのですから、古代ミステリーが好きな人は、ムー大陸やアトランティス大陸があったと言われる海域を、隈無く調査してみてはいかがでしょうか?