2千年前のインドの古代寺院に、自転車のレリーフが発見された!

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二千年前の寺院に自転車のレリーフ

インド南部にある2千年前の古代寺院に自転車のレリーフが発見された!として、昨年からネットで話題になっています。

通説では、自転車は約200年前のヨーロッパで発明されたことになっています。その自転車が、2千年も前に建立されたインドの寺院に描かれているのですから、驚きです!

なぜ古代の寺院に、現代と変わらぬ自転車が描かれているのでしょうか?

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インドの古代寺院の壁に自転車のレリーフ

自転車のレリーフが発見されたのは、インド南部タミル・ナードゥ州のティルチラーバッリ県にあるパンチャヴァルナスワミー寺院(下写真 Panchavarnaswamy Temple)です。

パンチャヴァルナスワミー寺院

パンチャヴァルナスワミー寺院は、約2千年も前に建立されています。古代タミール語で書かれた『デバラム』という7世紀の古文書にも、パンチャヴァルナスワミー寺院の記録が残されています。

そんな古代の寺院の壁に、自転車に跨がっている人物が描かれているのですから、これぞ正真正銘のオーパーツでしょうか?

このレリーフを発見したというPraveen Mohan氏が、実物の自転車のレリーフを紹介している動画があるのでご覧ください!

古代の自転車?

画像でも確認してみましょう。古代の寺院の壁に描かれたレリーフなのですが、現代の自転車の構造と変わりません。

古代の自転車1

古代の自転車のレリーフ

見ての通り、二つの車輪があり、お尻を乗せるサドルがあり、足で漕ぐペダルもあります。

自転車の歴史

そもそも自転車や車輪は、いつ頃に発明されたのでしょうか?

Wikiによると、二輪の自転車は1813年、ドイツで森の管理をしていたドライス男爵が発明したことになっています。

しかし、発明された当初はまだペダルもありません。下のイラストのように、地面を足で蹴って走るという原始的なものでした。

最初に発明された自転車

次に、車輪の歴史も確認してみましょう。

Wikiによると、車輪の起源は、紀元前5千年の古代メソポタミアまで遡れるそうです。

また、車輪のある乗り物(四輪で軸が2つあるもの)の最古の絵は、ポーランド南部で出土した紀元前3,500年ごろの出土品に描かれています。

そうなると、人類が車輪を発明してから、二輪の自転車を発明するまでには、なんと6千年以上も掛かっていることになります。ちょっと遅いと気がしますね。

少なくとも、2千年前にパンチャヴァルナスワミー寺院を建造した人々は、高度な石造りの建造技術を持っていたわけです。

寺院に使う巨石を運ぶときには、丸太などを並べて車輪の原理を使っていたのではないでしょうか? その応用で、自転車を発明していたとしても不思議ではありませんね。

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なぜ古代の寺院に自転車のレリーフがあるのか?

自転車のレリーフがネットで話題になった2018年の7月頃から、多くの人々がパンチャヴァルナスワミー寺に訪れるようになったそうです。

それにしても、なぜ今頃になって、自転車のレリーフが発見され、話題になっているのでしょうか?

寺院は1920年代に改装が行われている

ATLASのサイトでは、以下の点が指摘されています

地元のアマチュア歴史家のカリコバン博士によれば、2015年頃にこの彫刻は既に発見されていたのだが、寺院について調査していた役人や研究していた学者の誰もが、このような彫刻が存在するのか説明できなかったという。

しかし、この寺院は1920年代に一度改装が行われている

「1920年代に一度改装が行われている」という箇所が引っ掛かりますね。改装した際に、自転車のレリーフを加えたでのはないか?とも考えられます。

もしも仮にそうだとすると、なぜ自転車を彫ったのか疑問です。歴史ある古代の寺院に、そんな悪ふざけのようなレリーフを彫るはずはない、と考えるのが普通でしょう。

しかし、以下にご紹介するように、実際にはそうでもないようなのです。

「サラマンカの宇宙飛行士」の例

下の写真は、「サラマンカの宇宙飛行士」として有名です。16~18世紀の間に建築されたスペインの新大聖堂に、明らかに宇宙飛行士と思われる彫刻が確認できます。

サラマンカの宇宙飛行士の彫刻像

この新大聖堂が建設された時代には、宇宙飛行士の姿など想像できるはずもないので、「未来を予言したオーパーツではないか?」とも考えたくなりますね。

しかし、これは1992年の新大聖堂の修繕作業で、彫刻家が許可を得て「宇宙飛行士」を付け加えたものなのです。

大寺院の修繕では、その時代の象徴的な物が付け加えられる習慣があるそうです。そこで現代の象徴として、「宇宙飛行士」が選ばれたという経緯があり、決して悪ふざけで彫ったわけではありません。

改装時に彫られたレリーフか?

「サラマンカの宇宙飛行士」の例を紹介しましたが、インドのパンチャヴァルナスワミー寺院の場合はどうでしょうか?

自転車のレリーフが彫られている柱は、寺院の壁の一部であるため、改装によって新たに付け加えられたものではないそうです。

とはいえ、院内にある他のレリーフ(下写真)と比べてみると、自転車のレリーフは、まだ新しいようにも見えます。

パンチャヴァルナスワミー寺院の彫刻

古代の自転車3

1920年代の改装で、地震などで剥げ落ちた古い壁を削り、現代の象徴として、新しく自転車のレリーフを加えた可能性はありますね。

そのような記録は残っていないそうですが、寺院の許可を得て科学的な調査をすれば、自転車のレリーフが彫られた年代が判明するのではないでしょうか?

▲古代インドの寺院に自転車のレリーフを発見!! MUTube(ムーチューブ) 月刊ムー2019年4月号の記事より

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