ある男が道路に突然現れた瞬間、車に轢かれてしまった!という、中国で起きた不思議な交通事故の映像が記録されています。
もしも男の正体がタイムトラベラーや超能力者であったならば、出現した場所とタイミングが、あまりにも悪すぎたとしか思えない事故です。
ネットでも話題になった映像ですが、この奇妙な交通事故の真相はどうなっているのでしょうか?
瞬間移動した男性が車にひかれた?
2019年2月9日、中国吉林省の市街地の道路で奇妙な交通事故が起きました。下の映像は、後続車のドライブレコーダーに記録されていたものです。
短い映像なので、まずは問題のシーンをご覧ください!
いかがでしょうか? 突然、道路に男性が現れて、運悪く、車に轢かれてしまったように見えます。
男性は軽傷で済んだようですが、やはり男性の正体はタイムトラベラーや超能力者であり、瞬間移動して出現したのでしょうか?
今回は出現する場所を誤って、車がビュンビュン走る道路上に現れてしまったのでしょうか?
以下、この事故の謎を解くために、ポイントとなる画像を確認してみましょう!
左側から車が前方に割り込んでくる
問題の映像は、左側車線から一台の車が追い越して来て、前方に割り込もうとする場面から始まります。この時、人間の姿は、道路はもちろん視界のどこにも確認できません。
突然、男性が現れる!
次は、事故が起きた瞬間の画像です。道路上に男性の姿はどこにもなかったはずなのに、突如として現れて、車にはねられたかのような事態になっています。
この男性はどこから現れたのか、本当に奇妙な事故です。
中央分離帯に衝突する車
慌てて男性を避けようとしたのか、車は道路の中央分離帯に衝突してしまいます。問題の男性は、路上に投げ出されています。
事故の直後
事故の直後の画像です。大きな事故に見えましたが、意外にもすぐに男性は立ち上がり、道路の端の安全な場所まで移動しています。
足を少し引きずっていましたが、自力で歩いているので命に別状はなさそうです。事故を起こした車からは、少なくとも2人の人間が出てきました。
この不思議な交通事故の真相はどうなっているのでしょうか? 実はよく見ると、事故の謎を解けそうなシーンを映像の中に確認できました。
奇怪な交通事故の真相
このような不思議な映像を見ると、タイムトラベラーや超能力者が瞬間移動して現れたと考えたくもなりますが、この映像は違うように思います。
フェイク映像の可能性もありますが、それも除外すると、考えられる可能性は一つでしょう。
テレポーテーションした男が突然、道路に現れたのではなくて、事故を起こした車内から人間が飛び出したのではないでしょうか?
車の下に足が見えている
事故が起きる直前のシーンの映像を、コマ送りにして確認していくと、以下の画像が確認できます。実は車の下に、人間の片足が見えているのです。
ちょっと見えにくいですが、赤丸で囲った部分が足になります。
この後に突如として現れる男性の姿と、この足の動きが連動して写っているので、足であることは間違いありません。
このシーンは、車に乗っていた搭乗者が、ドアを開けて路面に足を着地させた瞬間なのだと思います。
車にはねられたのではない
ドアを開けたシーンは、死角になっていて映像からは確認できませんが、状況から考えると、後部座席に乗っていた人間がドアを開いて車から飛び出したものと思われます。
下の画像を見てください。男性の頭が、車側にある点が注目されます。
車にはねられたと考えると、この体勢は不自然ではないでしょうか? 体をぶつけられているのですから、通常は弾き飛ばされて、車の反対側に倒れ込むはずです。
やはり、事故を起こした車に乗っていた人間が、ドアを開けて飛び出したのではないでしょうか?
頭から道路に飛び込む人間はいないでしょうから、まずは先に足を出します。それが先ほどの車の下に見えている足です。
ちなみに、映像を見ると、男が開けたであろう後部座席のドアは閉まっていますが、車が衝突した際の反動で閉まったか、あるいは男が飛び出した時の腕の動きで閉まったのだと考えられます。
車から飛び出した理由
では、なぜ運転中の車から飛び出す危険な行為をしたのでしょうか?
車内でどのような事態が起きたのかは推測するしかありませんが、例えば、以下のような事が起きたのかもしれません。
- 運転手が居眠り運転をしていた
- 運転手が病気などで急に意識を失ってしまった
- 車内の誰かが逆上して運転を妨害したため、正常な運転ができなくなった
- 運転手が薬物中毒で冷静な判断力を失っていた など
「このままでは中央分離帯に衝突する!」と思った後部座席の搭乗者が、一瞬の判断で車から飛び出して逃げた、というのは充分に考えられますね。
超常現象ではない
事故が起きる直前を振り返ってみると、事故を起こした車は、左車線から追い越して来て、前方に割り込んでいます。
この時、すでに車は正常な状態になかったのかもしれません。車線変更のウインカーも点灯させず、強引に割り込んできています。
もしも人間をはねてしまったのならば、運転手は真っ先に被害者に駆け寄るはずです。しかし、映像を見ると、それよりも先に車の損傷具合を確認しに行っているのです。
また、本当に車にはねられたのならば、映像のように、被害者もすぐには立てなかったと思います。
このように事故が起きた後の様子から見ても、これは瞬間移動やテレポーテーションをした男が車に轢かれたのではなくて、車内から飛び出した人間でしょう。
YouTubeには、超常現象のように突然人物が現れたり、消えたりする不思議な映像が、他にも数多く見られます。
その多くは、今回のようにカメラの死角になっていて突然現れたかのように見えているだけか、合成したフェイク映像なのだと思います。
こちらの動画もネットで話題になりました。自転車に乗って道路を渡る人物が、猛スピードで突っ込んで来たトラックに轢かれる寸前、瞬間移動して救われます。これはゲーム会社の広告映像と判明しているようです。
最先端の物理学では、量子テレポーテーションに成功したという報告があります。
私が生きている間に、人間がテレポーテーションで移動できる時代が来れば楽しいと思いますが、出現する場所と時間は、正確に設定しておかないと大変な目に遭うでしょう。
ある意味では、今回の映像はその重要性を教えてくれているのかもしれません。