200万年も昔の地層から発見されたという粘土像をご存知でしょうか?
これが事実ならば、今の人類が誕生するよりも以前に作られた究極のオーパーツということになります。人類が存在していない時代に、いったい誰がこのような粘土像を作ったのでしょうか?
200万年前の地層から見つかった粘土像
この粘土像は19世紀に発見されて以来、21世紀の現代に至っても、「なぜこのような人間の姿をした粘土像が、200万年も昔の地層で発見されたのか?」という謎を残したままになっています。
粘土像の大きさは約4cm
コインと比べてみても、それほど大きなものではありません。人形であるならば、首飾りなどのアクセサリーのように使われていたのかもしれません。
明らかに人の姿を象っている
残念ながら右足は失っていますが、人の姿を象っていることは明らかです。200万年も昔に作られた人形であるならば、原型を留めていること自体が奇跡なのだと思います。
粘土像が発見された経緯
この粘土像は1889年、米アイダホ州のナンパ(Nampa)という小さな町で発見されています。井戸掘りの作業中に、突如として蒸気ポンプから吐き出されたのだそうです。
そこは地下約97.6mの地層であり、ハーバード大学のパットナム教授によると、200万年前の地層であることにほぼ間違いないということです。
また、米オハイオ州のオーバリン大学教授アルバート・ライト博士は、「この粘土像は、非常に高度な技術を持って作られたものである」と述べています。
200万年前という地層から発見されたにも拘わらず、首や胸の周りには、装飾品を施しているような幾何学模様まで確認できるそうです。
人類の誕生以前に作られたオーパーツの謎
(参考イラスト:『世界史詳覧』浜島書店より)
さて、200万年前というと、どのような時代になるのでしょうか?
人類は、およそ200万年前にアウストラロピテクス属から分化し、ヒトの属するホモ・サピエンス(旧人を含む)は、ようやく20万年ほど前に現れたと考えられています。
アウストラロピテクスというのは猿人ですから、現代の人間とは違います。つまり、200万年前には、まだ現生人類は誕生していないことになっているのです。
そのような時代に、誰がこのような粘土像を作ったのでしょうか? そこが最大の謎になるわけで、これぞ人類の究極のオーパーツかもしれません。
人類の祖先は宇宙人?
人類がいないはずの地球で、人の姿をした粘土像が作られていたとするならば、その答は限られてくるのではないでしょうか?
古代宇宙文明によるもの?
UFO研究家のスコット・ウェアリング氏は、自身のサイト「UFO Sightings Daily」で、この謎の粘土像について下記の見解を述べています。
これこそが地球に多くの文明が誕生してきた真実である。
専門家たちの見解はもちろん正しい。しかしこの時代にヒトはそこまで進化していたのだろうか……。
その答えは1つ。古代宇宙文明によるものである。
人類の祖先は宇宙人?
ウェアリング氏は、宇宙人の関与を指摘していますが、その見解をさらに一歩進めて、人類の祖先は宇宙人であったとは考えられないでしょうか?
遙か昔、宇宙人たちが新天地を求めて地球に飛来し、その末裔が人類の祖先になったのだとすれば、200万年前に粘土像の人形が作られていても不思議ではありません。
もちろん、現代の常識に照らし合わせて考えれば、そんなことは荒唐無稽な話なのだと思います。
もしも科学の発達した宇宙人たちが、人類の祖先であるならば、「人類はもっと進化しているはずだ!」という異論もあると思います。
でも例えば、母星の環境悪化などで脱出した宇宙人たちが、はるばる地球に辿り着いたとします。彼ら自身は当初、高度な技術力を持っています。
しかし、環境の異なる地球で、子孫にまでその高度な技術や知識を伝えていくことは、非常に困難ではないでしょうか?
現代人だって、無人島に漂流して一世代も下れば、もう立派な原始人になっています。電気もガスも水道もないのですから、また原始的な生活からやり直すしかないのです。
地球だけで全ての進化は完結していない
そう考えると、宇宙人が人類の祖先になっているという考えも、全くの馬鹿げた話ではないと思います。
これを証明するためには、遙か昔にやって来た宇宙人の化石や、古代UFOの遺物でも発見されないければなりませんが、そうした問題は、中間種が発見されていない「進化論も」同じです。
そもそも、地球だけで全ての進化が完結していると考えようとするから、さまざまな矛盾にぶつかり、未だに人類の起源が解明できていないのではないでしょうか?
そう遠くない未来には、進化論はかつての天動説と同じように、時代遅れの誤った学説になっているかもしれません。
それは、この200万年前の粘土像の謎が、ようやく解明された時なのだと思います。