実在しない昭和65年の1万円硬貨が使われた事件。パラレル・ワールドのコインか?

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昭和65年の1万円硬貨の写真

昭和65年の1万円硬貨が、コンビニで使用された事件を覚えているでしょうか?

ご存知の通り、昭和は64年までしかないので、昭和65年の1万円硬貨があろうはずもありません。

しかし、その実在しないはずの1万円硬貨がコンビニで堂々と使用された事件が、現在までに2件も発生しています。しかも、硬貨はオモチャのような偽造品ではななく、精巧な鋳造技術で造られているそうです。

謎の多い偽造硬貨事件なのですが、一説にはパラレル・ワールドの住人が、昭和65年の1万円硬貨を持ち込んだとも言われています。

昭和天皇は昭和64年に崩御されましたが、実は、昭和65年まで存命していたパラレル・ワールドが、この世界とは別に存在しているというのです。

パラレル・ワールドと聞いて、胡散臭い都市伝説だと思う人もいるかもしれませんが、事件の真相はどうなっているのでしょうか?

実は、ネットで調べていたら、事件で使用されたものと同じデザインの1万円硬貨を発見したので、そちらも併せてご紹介します!

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昭和65年の1万円硬貨が使われた事件

▲「昭和65年発行コイン」事件の謎 MUTube

最初に確認しておきますが、昭和65年の1万円硬貨は実際に使用された事件として報道されているので、事件そのものは都市伝説ではありません。

2017年1月に北海道函館市のコンビニで、昭和65年の1万円硬貨が使用され、男性が詐欺容疑で逮捕されています。また、その5年前の2012年5月にも、茨城県つくば市で同様の事件が起きています。

実際には存在しない昭和65年の1万円硬貨

現実には実在しない昭和65年の偽造1万円硬貨なのですが、どちらも一旦はレジで会計されて、釣り銭を渡しているところが不思議ではあります。

「すぐに気付かなかったのか?」と思いますが、この2件の事件は、以下のように報道されています。

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2012年、つくば市で偽の1万円硬貨が使用された事件

「昭和65年製」の硬貨使う 模造1万円で男逮捕

茨城県警つくば中央署は23日までに、コンビニで一万円記念硬貨の模造品を使ったとして、同県つくば市高野、建築作業員、長谷川三郎容疑者(47)を詐欺の疑いで逮捕した。

「昭和六十五年」と記されていたことから、売上金を確認した男性店長(60)が不審に思い、発覚した。

逮捕容疑は21日午前11時40分ごろ、つくば市内のコンビニで、一万円記念硬貨の模造品を使って清涼飲料(147円)を購入し、お釣りをだまし取った疑い。

同署によると、長谷川容疑者は「(硬貨を)使えると思った」と容疑を否認している。

硬貨には年号のほかに、上部に穴が開いているなど不自然な点が多くあった。防犯ビデオの映像から長谷川容疑者が浮上した。

造幣局(大阪市)によると、記念硬貨は1964年の東京五輪から製造され、額面は最高10万円。

(2012年5月23日付 日本経済新聞より)

報道された模造1万円硬貨の表面

1万円硬貨の表

硬貨の表面には、「日本国」の文字が確認できます。また、二重橋と皇居がデザインされています。

ちなみに、表面のデザインは、昭和51年発行の百円記念硬貨(下写真を参照)に酷似しています。偽造硬貨であるならば、こちらを模写したのでしょうか?

昭和51年発行の百円記念硬貨

▲昭和51年発行の天皇陛下御在位50年記念・100円白銅貨幣

報道された模造1万円硬貨の裏面

偽造1万円硬貨の裏面

硬貨の裏面(※年号が書かれている方が裏面になる)には、「壱万円」「10000」「昭和六十五年」の文字が確認できます。

繰り返しますが、昭和65年は存在しません。昭和天皇は、昭和64年1月7日に崩御されているので、昭和64年も7日間しかありません。

裏面のデザインは、類似の硬貨がなく、なぜかオリジナルのデザインになっています。偽造するならば、実際にある硬貨のデザインを模写するほうが手っ取り早いはずなのですが、この点も不思議です。

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2017年、函館で偽の1万円硬貨が使用された事件

次は、つくば市で起きた事件から5年後の2017年、今度は函館市で偽の1万円硬貨が使用された事件の報道です。

偽の記念硬貨で詐欺疑い 函館、コンビニで使用

北海道警函館西署は14日、記念硬貨に見せかけたメダルを使い、コンビニから商品などをだまし取ったとして、詐欺の疑いで、派遣社員の容疑者(31)を逮捕した。

逮捕容疑は1月16日午前4時ごろ、函館市大川町のコンビニで、「壱万円」と記された金属製メダルを店員に渡し、食品5点(約1500円相当)と釣り銭として約8500円をだまし取った疑い。店員は、本物の硬貨と勘違いしたという。

メダルは直径約3センチで「昭和六十五年」「10000」とも記されている。レジを点検した店長がメダルを見つけ、110番した。

(2017年3月14日付 産経ニュースより)

北海道警提供の偽1万円硬貨の写真

北海道警が公表した「壱万円」と記された金属製メダルの写真です。2012年に使用されたメダルと同じものですね。

こちらは細かな傷や汚れが見られます。まるで実際に流通していたかのようです。なぜ5年後の2017年に、またひょっこりと出現したのでしょうか?

次ページでは、存在しない1万円硬貨の正体について考察してみます。

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