地球の7割を占める海には、まだまだ多くの謎が秘められています。
今回は、未確認生物と同じくらいインパクトのある深海の生物をご紹介します!
まさに、深海の悪魔のような生き物に見えてしまいます!
こちらは、アンコウの中でも非常に珍しい「クロアンコウ(別名:ブラック・シーデビル、黒い海の悪魔)」の泳ぐ様子を、世界で初めて捉えた映像です。
2014年11月初旬、米カリフォルニア州のモントレーベイ水族館研究所の深海探査ロボットが、同州のモントレー沖の水深600mで撮影に成功しました。
クロアンコウ(ブラック・シーデビル)
▲ぱっくりと口を開けた顔は、まさにブラック・シーデビルの名前通りの恐ろしい顔をしています。
▲大きさはどれくらいあるのでしょうか? 深海魚なので、海で出くわすことはないと思いますが、この顔は夢に出て来そうです(^^;)
アンコウ目の魚類は、北極海・南極海の周辺を含めたほとんど全世界の海洋に生息しているそうです。
中でも、チョウチンアンコウ類は、なんと水深1,000~3,000mに棲み、その生態については、未だ謎に包まれた部分が多いようです。
生きている化石「ラブカ」
こちらは8000万年前から生息し、生きている化石と呼ばれる「ラブカ」の映像です。
原始的なサメの特徴を持ち、カグラザメ目ラブカ科に属するサメです。25の歯列と300本の歯を持ち、まさにモンスターのような外見ですね。全長は2メートル程度に達するそうです。
水深500~1,000メートルの海底で生活していますが、駿河湾などでは浅海に上がってくるのだそうで、ブラック・シーデビル同様、決して出会いたくない生き物ですね。
エイリアンのような巨大イカ「マグナピンナ」
こちらは2007年、メキシコ湾岸のアラミノス峡谷の海底2300メートルを調べていたところ、撮影された奇怪な生物です。
体長は推定で8メートルもあり、足が異様に長いその姿は、まるでエイリアンのようです。正体は、マグナピンナと呼ばれる種類の非常に珍しい「イカ」なのだそうです。
初めてその姿が記録されたのは1988年であり、ブラジルの深海で発見されました。そんなに昔のことではないですね。
アンコウ、サメ、イカと、馴染み深い生物の名前は持っていても、どれもモンスターにしか見えませんね。
ちなみに、一般的に深海とは、海面下200mよりも深い海のことを言います。しかし、地球の海の平均水深は、もっともっと深くて、3,729mとされています。深海は、実に海面面積の約80%を占めるのだそうです。
そう考えると、人間の調査の手が入っている深海の領域など、ほとんど無いに等しいですね。海は広いですが、広いだけでなく、人類の侵入を許さない極限の深さも持っているわけです。
深海で確認されている生き物は、ごくごく一部であり、まだまだ未確認生物の宝庫なのだと思います。
▲こちらの映像も、あわせてご覧ください。
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