三葉虫を踏んだ足跡! 5億3千万年前の人間が、サンダルで踏み付けた化石?

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「三葉虫を踏んだ足跡の化石」の真相は?

三葉虫の化石

進化論では、人類の出現は約700万年前と考えられています。人類と言っても、まだヒト亜族とチンパンジー亜族に分岐した「猿人」のことです。

現生人類が誕生するのは、ようやく20万年前になります。「たったの20万年前か!」と言いたくなりますね。

そう考えると、「約5億3千万年前の人類の足跡の化石」だと言われても、「アホくさ!」と思うのが普通でしょう。

三葉虫の化石が本物であることは、科学者も認めています。化石そのものは本物なので、偽造されたニセモノの可能性は排除できますね。

では、そうなると、この奇妙な「足跡の化石」をどのように考えればよいのでしょうか?

① 偶然にサンダルのように割れただけ

ハンマーで割ったら、偶然にサンダルのような割れ方をしただけ」という見解があります。これは何とも素っ気ないですね。

全くの偶然で、そんな割れ方をするとは思えないのですが、約5億3千万年前に人類が踏んだ足跡の化石と考えるほうが、よほど信じられないのでしょう。

これは偶然性に頼っているだけの見解なので、これだけでサンダル説を否定できる根拠にはならないと思います。

② 風化作用によるもの

サンダルの足跡ではなく、岩を横切っている長い裂け目によって出来たものという見解もあります。

風化作用によって、この地域には、サンダルの跡とされる化石と同じ特徴を持つものが多くあるとのことです。先ほどの偶然説よりは、説得力がありますね。

ただ、裂け目の可能性はあるでしょうが、かかとの窪みのように、これほど綺麗にカーブを描いて割れるだろうか?という疑問は残ります。

しかも、割れているだけではなく、あたかも靴底のように均一に平たく窪んでいるのです。

また、「サンダルの縫い目」も、裂け目によって出来たという理屈では説明が付きません。縫い目については偶然に出来たものになるのでしょうか?

③ 大きな三葉虫が覆い被さっている

1匹の大きな三葉虫が、小さな3匹の三葉虫の上に覆い被さった跡であるという説もあります。

サンダルではなく、正体は大きな三葉虫ということです。確かに、何かしらのモノが覆い被さらないと、このような跡として残らないでしょう。

発見されている三葉虫の化石で、最も大きいものは全長60センチもあるそうですから、可能性はありそうですね。三葉虫の体は、サンダルのような形にも見えます。

但し、小さな三葉虫は化石として残っているのですが、大きな三葉虫のほうは化石にならず、サンダルのような跡だけ残して消えてしまったのでしょうか?

それは虫の良い話に聞こえます。

仮に、まるで空から落ちて来たかのように、すっぽりと3匹の三葉虫の上に覆い被さった後、どこかに移動してしまったのならば、移動した跡も残るはずです。それでは綺麗なサンダルのような跡にはならないと思います。

あり得そうな説ですが、これらの点に疑問が残ります。

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三葉虫の化石は、創造の証拠博物館に所蔵されている

実は、この化石は、米国テキサス州グレンローズにある「創造の証拠博物館」に所蔵されています。ここは創造論者のカール・ボウ氏によって、1984年に設立された私設博物館です。

創造の証拠博物館

創造の証拠博物館に所蔵されている三葉虫の化石

▲写真の右側に、「三葉虫を踏んだ足跡の化石」が展示されています。巨人のような足跡も、一緒に展示されていて興味深いですね。

ちなみに、創造論もいくつかの異なる見解に別れますが、概して言えば、宇宙の成り立ちを、神による天地創造として理解している人たちです。

宇宙の誕生を137億年前のビッグバンに求めるのではなく、神の天地創造によって、今から6,000年ほど前にこの世界が出来たと信じている人たちもいます。

旧約聖書の創世記の記述に基づいて計算してみると、紀元前4404年の10月18日~24日の7日間に、神の天地創造がなされたのだそうです。

「創造の証拠博物館」には、進化論の間違いを指摘し、創造論の宗教観を伝道する目的があります。

この化石が、そのような博物館に所蔵されているため、進化論を肯定する科学者たちから胡散臭く思われて、なかなか検証が進まない事情もあるのかもしれません。

ただ、前述したように、化石そのものは本物なので、モノ自体に捏造などの問題があるわけではないのです。

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地球に降り立った異星人の足跡か?

地球に降り立つ異星人のイメージ

個人的には、進化論には過ちがあると思っていますが、かといって、6,000年前に天地創造がなされたという創造論も、そのまま受け入れる気にはなれません。

そうなると、オカルト的にはタイムトラベラーの存在でも持ち出したくはなりますが、何しろ、5億3千万年前ですから、こちらも難しい気がします。

ただ、地球の歴史では、5億3千万年前に人間がいたとは考えられませんが、広い宇宙には、5~6億年前に知的生命体が存在していた惑星があっても、不思議ではありませんね。

まだ恐竜もいなかった時代の地球に、彼らが宇宙船で飛来して、調査のために地球の地表に降り立った可能性は、ないとは言えません。

その頃の地球は温暖で、極地方にも氷河がなかったようなので、宇宙船から降りて、ぶらりと立ち寄ってみたくなりますね。

人間のサンダルの足跡ではなく、異星人の靴の足跡だと考えてみたら、どうでしょうか?

もちろん、こちらも同様に「アホくさ!」と思う人がいるでしょうが、偶然にサンダルの形に化石が割れたという説よりは、異星人の足跡のほうを信じてみたくなります。

この化石が人類史を覆してしまう超オーパーツなのか、それとも自然の産物に過ぎないのか、諸説あるものの結論はまだ出ていません。

それならば、今の常識に当てはめて、無理に答をひねり出して終わりにするよりも、まだ様々に想像できる余地を残しておいたほうが、真実に近づけるように思います。

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