マグロジュースさんが過去世で出会った人物
マグロジュースさんの過去世が、平安時代の名も無いお坊さんであったならば調べようがないのですが、現在も確認できる歴史上の人物とも会っているので、いろいろと興味深いことが書かれています。
では、さっそっくマグロジュースさんが過去世で出会った人物について紹介します。
藤原道長
前述しましたが、藤原道長(966~1028年)は摂関政治の最盛期を作った平安時代中期の政治家です。
- この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば
道長が詠んだこの歌を、日本史で習った覚えがあるのではないでしょうか?
「この世は自分のためにあるようなものだ。満月のように何も足りないものはない」という意味の歌です。「天下取ったどー!」という喜びが溢れていますね。
では、マグロジュースさんの過去世であった花山天皇は、この道長をどのように思っていたのでしょうか?
藤原道長も(会ったことが)あります。政治家としてやり手だったのは間違いないですけど、ただ和歌とかオシャレのセンス全然無いです、多分人に選んでもらってますね。ださいなーと思ってましたごめんなさい。
体裁の為に嗜んでいるので創作したり、オシャレをするという概念が無いっぽいですね、芸術家の感性ゼロです。仕事マンです。彼の歌がどれだけ残ってるかは分かりませんが、多分うーん…って感じだと思います。
あの時代はもっと情緒にあふれた凄い歌人がいっぱいいます。
なるほど。藤原道長の政治家としての手腕は認める一方で、芸術家の感性はゼロだったそうです。
現代でも、政治家で芸術的なセンスも持っている人って、なかなか思い浮かばないですからね。分かる気がします。また、次のようにも述べています。
ミッチーは自分の100分の1も楽器出来ません。でもディスっても全然めげないから凄い、ディスりが効かなくて煽り耐性が半端じゃないです。
ドライに考える人だから傷ついたりしないのかな、でも色々言っても心のずーーーーーーーーーっと奥深くの奥の奥の方には情があって結局助けてくれる人。
自分に無い物がこの人に全部あって、自分にあるものがこの人に全部無い。嫌々だけど結局切っても切れない関係。
ミッチー(藤原道長)は、根は悪い人ではないということですね。
花山天皇は絵画・建築・和歌など多くの芸術的才能に恵まれており、『拾遺和歌集』を親撰した人物と言われています。今のマグロジュースさんも音楽活動をされているので、過去世の才能は現生にもしっかり引き継がれるのですね。
要するに、長~い目で見れば、努力したことはムダにはならないということです。これは原因結果の法則にかなっています。この世界は、「この世」だけで全てが完結しないことを意味しています。
安倍晴明
▲疫病神退治をする安倍晴明(泣不動縁起より)
陰陽師の安倍晴明(921~1005年)とも親交が深かったようです。歴史的な記録を見ても、安倍晴明は花山天皇の信頼を受け、しばしば晴明が占いや陰陽道の儀式を行っています。
安倍晴明は平安時代のスーパースターとも言われていますが、実際にはどのような人物だったのでしょうか? 以下、マグロジュースさんの記述です。
彼はみんなの憧れです、彼は下手に出る人ですがじわじわ煽ってくるタイプのおじさんです。心の中ではコイツ面倒くさって思われてましたねきっと。
でも優しいですよ、クライアントにはとても手厚い人ですので最後まで見放しません。
母親が狐だと言われていますが彼の母は知りません。普通のおじさんです。顔は…思ってるようなイケメンではないです、くしゃっとしたおじさんです。くしゃおじです。
残されている記録によれば、安倍晴明は花山天皇と47歳も年齢が離れているので、くしゃおじのイメージなのかもしれませんね。
当時は、占いや陰陽道は最先端の学問であり、今のように社会の裏に閉じ込められた存在ではありません。実際に、陰陽師の安倍晴明はみんなの憧れだったのです。
性空
性空(しょうくう)という人物は私も知りませんでしたが、平安時代中期の天台宗の僧です。910~1007年まで生きていたようで、平安時代にしては、ずいぶんと長生きしていますね。
性空が建てた圓教寺(西国三十三所霊場の一つ)には、実際に花山法皇が参詣した記憶が残っているそうです。
性空とは、どのような人物だったのでしょうか? 以下、マグロジュースさんの記述です。
どういう人かというと、人の心を一撃で読む人です。悲しんでた時に、人の心を読む術みたいのをめっちゃ教えてくれた人。平安の藤岡弘。立場的に言えば平安のマスターヨーダ。
今は消滅したようですし、ファンタジーですが昔はこんな感じの「第六感」を教える人が山にいっぱいいました。ありふれた感覚です。
近いのは、ファンタジーになっちゃいますが…ジェダイの心を読む系のフォース、あるいはワンピースの心網。この人(性空)に教わりました。
性空は読心術が使えたようですね。これは「他心」とも呼ばれ、六代神通力(仏教において仏・菩薩などが持っているとされる6種の超人的な能力)の一つです。現代的にいえば、マインド・リーディングです。
昔の人は、このような能力を普通に使えたようです。実は、マグロジュースさんは性空の教えを、現在でも以下のように少し覚えているそうです。
人間は想いを言葉にする前に、言葉にする以前の「気持ち」を外に発射するのでその気持ちを、研ぎ澄ませて受け取るように訓練できるよ。後ろに居ても言葉を発しなくても、相手が嘘をついていても考えてる事がある程度分かるよっていうものです。
自分は昔も今もですけど、第六感的な物はうっすらあってこういう事を覚えるのは早かった。
コントロールはできないけど未だに残ってます…この人のお陰だと思います。これはその内科学的に解明されてほしい…
『人間は想いを言葉にする前に、言葉にする以前の「気持ち」を外に発射する』というのは、分かる気がしますね。
人間は知らず知らず、聞き取れないほどの小さな独り言をつぶやいていることがあります。それも「気持ち」を無意識に外に発射している行為なのかもしれません。
読心術が科学的に解明される日も来るのではないでしょうか?
藤原忯子
藤原忯子(969~985年)は、花山天皇の奥さん(女御)です。天皇から寵愛されていましたが、17歳の若さにして他界しています。
歴史的には、花山天皇は藤原忯子の死を嘆くあまり、藤原兼家らの謀略にかかって出家し、天皇を退位したことになっています。
マグロジュースさんも、やはり藤原忯子に関する記述は多いのですが、どのような女性だったのでしょうか? 以下、マグロジュースさんの記述です。
書店で見かけた(今世の)小説に、勝ち気で男勝りなイメージで書かれてたみたいなんですけどすみません全く違います。
何も出来ない人で、走った事が無いとか自分で服を選んだことが無いというレベルの人。平安時代が生んだ操り人形みたいな、道具にされていた人。動きがスローペースで、ぽへーーって感じの人。
彼女は祭事?催し物みたいのが大の苦手でとても具合が悪くなります。精神的なものです。だから祭事的なのは欠席していた筈です、なぜかは自分でもよく分からないらしいです。
放っておけなかったような女性のようですね。
当時の実権を握っていたのは藤原氏の一族です。実質的には、天皇であっても「お飾り」として政争に利用されていた時代ですから、自分の娘を政略結婚の道具にするなんて、当たり前の時代だったのだと思います。
花山天皇もそれが痛いほど分かっており、自分のことも「こんな地位があっても何の意味も無い」と悲しい思い出ばかりであったようです。
藤原忯子と結婚した理由については、下記のように書かれています。
結婚した理由は、彼女の、道具にされたまま終わる人生があまりに可哀想だったから。
自分が本当の愛情を教えてあげたい、いろんな話をして、彼女に個性を持ってもらいたい。いつか自分のやりたい事や好きな事を見つけてもらいたいと思ったからです。
奥さんの藤原忯子とは恋愛結婚であり、彼女の死によって、悲しみに暮れて出家したのは事実のようです。
彼女とやり取りした何通もの手紙があるとのことなので、もしも発見されたら、マグロジュースさんの過去世が証明されるかもしれません。
次ページでは、マグロジュースさんが生きていた当時の平安時代の様子をご紹介します。現在の日本とは異なる価値観や生活が興味深いです。