モヘンジョダロ遺跡に残る古代核戦争の痕跡
古代核戦争の根拠は、伝承や神話に残されている記述だけではありません。核兵器が実際に使用された痕跡が残されている、と言われている遺跡があります。
それは、モヘンジョダロ（モエンジョ＝ダーロ）遺跡です。モヘンジョダロは今から約4500年前、インダス文明に栄えた大都市であり、現在のパキスタン南部にシンド州にあります。
インダス文明は、学校の授業では「四大河文明」の一つとして教わりましたが、そこで核戦争が起きたなんて話は、聞いたことがありませんね？
しかし、モヘンジョダロ遺跡には核兵器が使用されたとしか思えないような痕跡が残されているのです。
「死の丘」を意味するモヘンジョダロ
モヘンジョダロ遺跡は、世界遺産に登録されている有名な遺跡ですが、その意味をご存知でしょうか？
実は、モヘンジョダロは現地の言葉で、「死の丘」を意味するのだそうです。遺跡が調査される以前には、そこは地元の住民たちも近寄らない不吉な場所であったそうです。
それにしても、なぜ人々は、そこを死の丘と呼んで恐れたのでしょうか？
何かしらの不幸な大惨事に見舞われたことは間違いないのですが、その大惨事こそが、実は核戦争であったかもしれないのです。
人々が近寄らなかった理由も、放射能の被爆を恐れてのことだと考えれば、理解できます。
ガラスになった町
古代核戦争の研究者であるイギリス人のデヴィッド・W・ダヴェンポートと、イタリア人のエットーレ・ヴィンセンティは1979年、共著で「ガラスになった町」の発見を報告しています。
「ガラスになった町」は、モヘンジョダロ遺跡の一角にある800メートル四方の平原にあり、大地はガラス状の鉱物で覆われていたそうです。
このガラス状の鉱物は、岩石が高熱で変成して出来るトリニタイトという物質であり、通常は核実験の爆心地からしか見つからないものです。
上の写真をご覧ください。モヘンジョダロ遺跡には、実際に高熱で焼けたような黒い石で覆われた場所が広がっています。
ここがダヴェンポートとヴィンセンティが報告している「ガラスになった町」なのかどうかは分かりませんが、古代に起きた核戦争の爆心地となった場所は、まさにこの辺りなのでしょうか？
不自然に折り重なった遺体
モヘンジョダロ遺跡は、1920年代になって本格的な発掘調査が始められ、遺跡の市街地のエリアでは、次々に白骨化した奇怪な遺体が見つかっています。
下の写真では、突如として大惨事に見舞われたかのごとく、一箇所に折り重なった遺体の数々が確認できます。
遺体が発見された場所は墓地ではなく、屋内の一室と考えられています。遺体には子供も混じっており、ある者は仰向けで、ある者はうつ伏せで、逃げる間もなく息絶えたかのような遺体が一塊になっているのです。
このような遺体が埋葬されることもなく、死んだ状態のままで埋もれているということは、何を意味しているのでしょうか？
それはある日突然、予期せぬ大惨事によって、モヘンジョダロの町全体が壊滅してしまったためだと考えられるのです。
モヘンジョダロ遺跡から発掘された遺体には、高温加熱の跡が見つかっています。そのような遺体が、市街地のあちこちで見つかっているそうです。
火山が爆発して、町が壊滅する大災害にでも見舞われたのでしょうか？ しかし、そのような火山は、モヘンジョダロ遺跡があるインダス川流域にはないのです。
アグネーヤが本当に使用された？
モヘンジョダロ遺跡の瓦礫の中を探ると時折、写真左のような白い石のようなものが出て来て、これは人骨なのだそうです。未曾有の大災害で、数多くの住民が亡くなったようです。
写真右では、ガラス化した黒い石も見られます。異常な高熱で泡状になった痕跡があります。この高熱の正体は、何なのでしょうか？
火山爆発などの自然災害でないのならば、古代インドの叙事詩『マハーバーラタ』に記されているアグネーヤ（火神の武器）が、本当に使用されていた可能性が出て来るのです。
アグネーヤとは、すなわち現代の核兵器のことです。古代に核戦争が起きていたなんて、荒唐無稽な話にしか思えないのが普通でしょう。
しかし、なぜモヘンジョダロ遺跡に数多くの不可解な遺体や、核実験の爆心地にしか見つからないようなガラス化した黒い石が見つかるのか、他に説明が付くでしょうか？
次ページでは、古代核戦争説の真偽について考察してみます。
