チリで発見されたアタカマ超小人は当初、宇宙人か?と騒がれました。
しかし、その後のDNA検査で人間と判定され、さらに不可解な結果になっています。
アタカマ超小人は、小人族なのか、それともエイリアンか?
これは2003年、チリのアタカマ砂漠で発見された体長15cmのミイラです。
「アタカマ超小人」や「アタカマ・ヒューマノイド」と呼ばれています。
人の姿をしていますが、常識では体長15cmの人間がいるとは思えません。よく出来たミニチュアのように見えます。
しかし、米スタンフォード大学の医学チームが検証した結果、内蔵と思われる部位が明確に存在することが判明しました。
このミイラは作り物ではなく、明らかに生きていたのです。
では、何かしらの原因で奇形した人間の胎児であったのでしょうか? しかし、歯は永久歯であることが分かり、骨格形成異常の人間の胎児ではありませんでした。
また、通常の人間ならば12対ある肋骨が、アタカマ超小人には10対しかありません。そもそも人間とは骨格が異なっているのです。
ここまでの話をまとめると、このミイラは作り物ではなく、実際に生きていたものであり、人の姿をしているけれども人間ではない、ということになります。
そうなると、古代に存在していた小人族なのか、それとも妖精なのか、謎は深まります。
あるいはチリのアタカマ砂漠は、UFO目撃多発地帯でもあるため、宇宙人のミイラという説も、当然考えられます。
小人のミイラを写真で確認してみると…
▲チリのアタカマ砂漠で発見された体長15cmのミイラ
手のひらに乗るほど小さく、保存状態も良好で、まるでミニチュア人形のようです。
▲アタカマ超小人のミイラの頭部
歯は永久歯であり、人間の胎児ではないとされていました。
▲アタカマ超小人のエックス線写真
内蔵と思われる部位が、明確に存在しています。また、人間ならば12対ある肋骨が、アタカマ超小人には10対しかありません。
アタカマ超小人のミイラは、人間という不可解な結論に!
さて、実はここからが本題になります。当初は前述したような内容で報道されていたのですが、これからなぜか話がねじ曲がっていくことになるのです。
その後、ミイラのDNA鑑定をしたところ、人間のDNAと97%が一致していることが分かりました。
そして、エックス線解析では、死亡年齢が6~8歳と推定されています。
ここで不可解なのは、「だから、小人のミイラは人間であった」という結論が出されたことです。
この発表は、ドキュメンタリー映画「シリウス」の中で明らかにされており、スタンフォード大学の研究者らが「人間である」という結論を出しています。
今までの発表内容から考えると、ちょっと理解に苦しみますね。いきなり話が飛躍しているように思います。
DNAの問題で言えば、人間の体質や疾病傾向などは、「DNAの0.1%の差異」によって決まると言われています。
たったの0.1%の違いですが、非常に大きな違いなのですね。
そう考えると、アタカマ超小人のミイラと人間のDNAは97%が一致すると言っても、逆に、3%も違う!と考えたほうが正しいのではないでしょうか?
また、ヒト型の宇宙人ならば、人間と似た遺伝子を持っていても、おかしくはないという考え方もありますね。
分析した結果、この小人のミイラは、出生後に6~8年は生きていた男性だったことまで明らかになっているそうです。
でも、15cm程度の大きさで、人間が6~8年も生きていたほうが大きな謎ではないでしょうか?
また、DNAの一致は置いておくとしても、そもそも骨格が通常の人間とは異なるんですよね?
このように、人間であると信じさせるほうが難しい状況であるにも拘わらず、アタカマ超小人は「人間であった」という結論だけを強引に押しつけられたような印象です。
その後の調査は、継続しているのかどうかも不明です。不都合な真実を隠蔽しようとしている何かしらの勢力の存在を感じてしまいますね。
有名なロズウェル事件を思い出します。UFO墜落を報じたその数時間後に、手のひらを返したように観測気球であったと報道されています。
しかし、実際には、ロズウェル事件は、今も多くの謎が残されたままになっているのは、皆さんもご存知でしょう。
アタカマ超小人も多くの謎を残したまま、迷宮入りしてしまうのでしょうか?