ライヒ博士が発見したオルゴン・エネルギー
磁場のマイナスのエネルギーについては、理解できたと思います。では、肝心の「プラスのエネルギー」の正体とは、何なのでしょうか?
自然界に存在するオルゴン・エネルギー
オルゴナイトの生みの親とも言えるのが、心理学者のヴィルヘルム・ライヒ博士(1897~1957年)です。
ライヒ博士は、自然界には生命エネルギーが充満しており、この未知のエネルギーの存在を発見したと言います。
ライヒ博士は1939年、ナチス・ドイツのドイツ国からノルウェーに亡命中に、オスロ大学で研究をしている時に偶然、未知のエネルギーを発見しました。
小胞バイオンを培養基に入れ、顕微鏡で観察してると、バイオンと異なる光があり、それは青い光で激しく動いていたのだそうです。
ライヒ博士は、これを「オルゴン」と名付けました。
オルゴンの名前は、オルガスムス(性的絶頂)から由来しています。ちょっと奇妙な感じですが、ライヒ博士はオルゴンを性エネルギー、生命エネルギーと考えたようです。
博士はその後の研究により、古来から言われているエーテルこそ、オルゴンの正体だとしています。また、東洋的な「気のエネルギー」や「プラーナ」の正体も、オルゴンだという見解もあります。
呼び方は様々ですが、オルゴンとは、現代の科学ではまだ解明されていないスピリチュアルなエネルギーという解釈になるのだと思います。
宇宙は未知のエネルギーで満たされている
「スピリチュアルなエネルギー」と書くと、エセ科学の領域に入れられてしまいそうですね。実際にオルゴナイトも、エセ科学の産物と考えている人もいます。
しかし、現代の科学では捉えられない未知の物質やエネルギーがあることは事実です。
例えば、近年の宇宙物理学では、「ダークマター」(暗黒物質)の存在が提唱されています。一説によると、なんと宇宙の全体の約95%は、暗黒物質や暗黒エネルギーで満たされているとも考えられているのです。
実際に国立天文台や東大などの研究チームが、ハワイにある「すばる望遠鏡」を使って、ダークマターの宇宙における分布地図を作製・公開しています。しかし、肝心のダークマターそのものは仮説上の物質であり、まだ解明されていないのです。
何が言いたいのかと言えば、未知のエネルギーの存在は、最先端の科学の研究課題になっているということです。
オルゴナイトのエネルギーが解明されていないからといって、エセ科学の領域として笑い飛ばすこともできないのではないでしょうか?
オルゴン・エネルギーは、病気の治療に有効?
ライヒ博士は、オルゴン・エネルギーは、病気の治療に有効であると考えました。
実際に「生物学的オルゴン療法」と「物理学的オルゴン療法」と呼ばれるものを発表し、医療への応用に取り組んでいます。
しかし1954年、ライヒ博士が開発した医療器具のオルゴン・アキュムレーター(オルゴンを集積する装置)の販売が、がん治療機の不法製造販売にあたるとされて訴えられてしまいました。
1957年には、ライヒ博士が裁判所の命令に従わなかったために、博士は投獄されます。そして同年11月3日、コネチカット刑務所で心臓発作を起こして死亡するという最期を遂げています。
心臓発作という謎の死が、いかにも怪しい感じですね。ここでは深く触れませんが、闇の勢力に葬り去られてしまったのでしょうか…?
世の中がひっくり返ってしまうような大発見などをしてしまうと、皮肉なことに、このような悲劇が待っているのかもしれません。
オルゴナイトの仕組みと効果
ライヒ博士の死後も、オルゴン・エネルギーの研究は密かに引き継がれました。そして後の研究者たちによって誕生したのが、オルゴナイトです。
ライヒ博士の研究を引き継いで開発されたオルゴナイト
オルゴナイトに科学的根拠はないと言われていますが、信じるかどうかはあなたにお任せするとして、オルゴナイトの仕組みを簡単に説明します。
実は、オルゴン・エネルギーには、ポジティブなものとネガティブなものが存在し、電磁波などはネガティブなオルゴン・エネルギーだと考えられています。
そこで金属を樹脂で固めることにより、ネガティブなエネルギーを、ポジティブなエネルギーに変換するオルゴナイトが開発されたのです。
オルゴナイトの仕組みを簡単に言うと、有機物である樹脂がネガティブなエネルギーを吸収し、無機材である金属などが、ポジティブなエネルギーに変換して放出するというものです。
その後、さらなる研究によって、オルゴナイトに水晶(クリスタル)を加えることにより、ポジティブなエネルギーが増幅できることも発見もされました。
オルゴナイトは、半永久的にマイナスイオンを発生させてくれるとも言われています。
それ自体でエネルギーを循環させる機能が常に働いているので、オルゴナイトには、通常のパワーストーンのように定期的な浄化やパワーチャージも要りません。もちろん、電気も不要です。
部屋にオルゴナイトを置いておくだけで、磁場を浄化してくれます。
水晶(クリスタル)の作用と効果
では、オルゴナイトに水晶(クリスタル)を入れると、なぜポジティブなエネルギーが増幅されるのでしょうか?
水晶に圧力を掛けると微弱電位が発生し、表面にプラスとマイナスの電気が発生します。これは圧電効果(ピエゾ効果)と呼ばれています。
オルゴナイトは、この水晶が持っている特質を用いて、エネルギーを増幅させているのです。
水晶の圧電効果が、オルゴナイトで働く仕組みは次の通りです。
オルゴナイトは、樹脂(レジン)で固めたものです。樹脂は硬くなる過程で、収縮します。この収縮によって、水晶には常に圧力が掛かっている状態になります。
すると前述したように、圧電効果が働いて微弱電位が発生します。これによって、オルゴナイト内でポジティブに変換されたエネルギーが、さらに水晶で増幅されて、樹脂の外側へとパワーが放出されます。
ご存知の方も多いと思いますが、水晶は、他のパワーストーンを浄化する際にも用いられるほど、浄化力の強い天然石です。
安定した純粋な結晶を持つため、ポジティブなオルゴン・エネルギーを発すると考えられています。水晶は、浄化作用とエネルギー増幅という、二つの機能を併せ持っているわけです。
オルゴナイトのパワーを強めるピラミッドの形状
オルゴナイトから放出されるエネルギーは、先が尖っているほどパワーが強いと言われています。その理想の形は、黄金比を用いているピラミッドです。
ピラミッドパワーと呼ばれているように、ピラミッド自体にもパワーを放出する力が備わっています。
現在でもピラミッドからは、未知のエネルギーが放出されているとも言われています。古代の人々が、なぜ莫大な時間と労力を費やして、多くのピラミッドを建てたのかは、理由があるのですね。
オルゴナイトに、ピラミッドパワーが加わわることにより、より大きな効果が期待できそうです。
次ページでは、実際に買ってみたオルゴナイトの効果と、お勧めのオルゴナイトをご紹介します。