「宇宙人のミイラ」として話題になったミイラは、過去にも多々あります。
しかし、そのほとんどは真偽が不明のままであったり、ニセモノであることが判明したり、「これは!」と思えるものが少ないのも事実です。
今回も、南米ペルーのナスカで「3本指を持ったミイラ」が発見された!というのですが、こちらはどうでしょうか?
「宇宙人のミイラ発見か?」とネットで注目されて、あとは未解決のまま忘れられていくのかと思いきや、意外な続報が飛び込んで来ました。
このペルーのミイラは、DNA検査が行われました。その結果、明らかに宇宙人のような姿をしているにも拘わらず、100%人間のミイラであると結論付けられたのです。
一体どういうことでしょうか? 人間のミイラを加工したニセモノであった可能性が真っ先に考えつきますが、レントゲン写真を見ると、そう簡単には片付けられそうにないのです。
興味のある人はぜひ続きをお読みください!
ペルーのナスカで発見された「3本指の宇宙人ミイラ」
問題のミイラは、南米ペルーのナスカの遺跡から発見されました。全部で5体が見つかっており、これらのミイラは、現地で聖域として知られる、人間の墓地の遺跡から発掘されています。
地上絵で有名なナスカから発見されたとあって、「本物の宇宙人のミイラではないか?」との期待が、否応にも高まりますね。
しかも、放射性炭素年代測定の結果、西暦245年~410年頃のミイラと推測されています。これはペルーのナスカ文化(紀元前200年~紀元後800年)の時代と重なるのです。
今回、ペルーで宇宙人らしきミイラが発見されたことにより、ナスカの地上絵の謎も、いよいよ解き明かされるのでしょうか?
専門家チームが宇宙人ミイラを調査
UFO探求サイト「gaia.com」の宇宙人探索チームが、ペルーで謎の宇宙人ミイラを発見し、2017年6月20日にその模様を記録したドキュメンタリー映像を公開しています。
捜索チームの主要メンバーには、以下の人たちが参加しています。
- UFO研究家ハイメ・マウサン氏
- 外科医で放射線技師のエドソン・サラサール医師
- 法医学の専門家ホセ・デ・ヘスス・サルセ・ベネニテス医師
- 生物学者ホセ・デ・ラ・クルス・リオス氏
- サンペテルブルク大学学長のコンスタンティン・コロトコフ医師など、多くの科学者が参加
このように各界の専門家たちがチームを編成して、本格的に科学的な調査を行っています。素性の分からない誰かが「宇宙人のミイラを発見した!」と主張し、ネットで空騒ぎしているわけではありません。
では、発見されたミイラのうちの一体を、画像で確認してみましょう。
石膏を固めたように真っ白なミイラ
こちらのミイラは、「マリア」と名付けられています。名前からすると、女性なのでしょうか? 発見された5体のミイラの中でも保存状態が良いので、一番多く紹介されているミイラです。
両膝を腕で抱えた姿勢でミイラになっています。石膏を固めたように真っ白なので、作り物のように見えますが、これは腐敗を防ぐためのスキンパウダーが付着しているためです。
この真っ白な体を除けば、一見、普通のミイラなのですが、明らかに人間とは異なる特徴を持っているので、順に確認していきます。
3本指の手足を持つ宇宙人ミイラか?
まず、このミイラの大きな特徴は、細長い3本指の手足を持っていることです。この写真を見たら、宇宙人のミイラだと考えたくもなりますね。
ただ、余りにも異様なので、人為的に作られたミイラだと疑う声もありました。しかし、X線レントゲンで撮影したところ、ちゃんと骨格が確認されています。
仮に、人間や動物の骨を組み合わせて作ったとしても、このように精緻に組み合わさった骨格にはなりませんね。やはり、3本指の手足を持つ宇宙人ミイラなのでしょうか?
大きな眼孔と長頭頭蓋骨
顔には非常に大きな眼孔を持ち、吊り上がっているように見えます。また、長頭頭蓋骨の特徴を持っています。
頭部もレントゲン撮影が行われており、このミイラが作り物でないことは明らかです。
ミイラが立ち上がった時の想像図です。身長は1.68メートルあります。宇宙人グレイと同様に、腕が細長いですね。グレイに似た種類の宇宙人ミイラかもしれません。
ミイラは人間よりも、爬虫類に近い生物?
今回のミイラの調査に参加しているハイメ・マウサン氏(上写真)は、メキシコの矢追純一と言われている著名なUFO研究家です。
マウサン氏は、発掘された5体のミイラは宇宙人に間違いなく、人間よりも爬虫類に近い生物だと語っています。また、ミイラが地球外の生命体である科学的な証拠も揃っていると自信満なのだそうです。
調査チームのコロトコフ医師も、宇宙人とは言っていないものの、このミイラは人間が変形したものではなく、人間そっくりの別の生き物であると断言しています。
ところが、DNA検査が行われた結果、100%人間のミイラという結論になるのです。これは一体、どういうことでしょうか?
次ページでは、その謎について考察してみます。