NASAの探査機ドーンが準惑星ケレス撮影した画像に、「謎の光」が発見されています。
UFO愛好家の間では「宇宙人の基地か?」と話題になっていますが、今後の発表が待たれます。
これは2015年3月より、準惑星ケレスを周回する探査機ドーンが撮影した画像を元に作成された、ケレス表面の動画です。
ぐるぐると回るケレスの表面に、よく見ると、謎の光点を発見できます。
ぜひ確認しみてください!
謎の光点を、写真で確認してみると…
▲クレーターの中に見つかった光点
一番大きな光源は、約90kmもの広範囲に渡っているそうです。
個々の光源が集積しているものとなると、やはりUFOファンとしては、宇宙人の基地、もしくは地表に建造された都市が放っている光ではないか?と期待してしまいますね。
実際に、そのような話題で盛り上がっているようです。
その一方で、この光点の正体として考えられるものには、「氷や鉱物の塊による光の反射」や「火山活動」などの見方があります。
ただ、氷などの場合は、塵に覆われたり、昇華したりして徐々に消えてしまうので、比較的、新しいものでなければなりません。
NASAのジェット推進研究所によると、光は個々の光源が多く集まったものであり、「このような光の集積はケレス特有のもので、太陽系の他の場所では見られない」とのことです。
この謎の光は、ケレス表面の複数の場所に発見できます。その多くがクレーターの中に見られます。
写真の解像度が低いために、今のところ光の正体は解明されていませんが、NASAの発表によると、2015年8月上旬には、さらに近距離から再び撮影を試みるそうです。正体が何であれ、楽しみにして待ちたいですね。
そもそも、準惑星ケレスとは?
ケレス(セレスとも呼ばれる)は、火星と木星の間にある小惑星帯の中で、一番大きいと言われている準惑星です。
準惑星とは、太陽の周囲を公転する惑星以外の天体のうち、「それ自身の重力によって、球形になれるだけの質量を有するもの」を指します。
ケレスの直径は約950kmあります。月の直径は3,474kmですから、月の1/3弱の大きさに相当します。太陽光によって温められていることから、ケレスには、ごくわずかな大気と霜が存在すると考えられています。
ちなみに1801年1月1日に、シチリア島にあるパレルモ天文台の台長ジュゼッペ・ピアッツィによって発見され、ローマ神話の女神ケレスから命名されています。
NASAのページはこちら
⇒ https://www.jpl.nasa.gov/video/details.php?id=1380