MIBとは、どのような組織なのか?
MIBは、トミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスが共演したハリウッド映画「メン・イン・ブラック」で、一気に有名になりました。
映画では、地球上で生活しているエイリアンたちが、犯罪や侵略行為などをしないように監視し、エイリアンの存在を世間から隠すことがMIBの任務になっています。
しかし、それは映画の中の話です。実際のMIBは、もっと謎に包まれた存在なのです。
ジョナサン・リード氏を脅迫し、宇宙人の証拠を持ち去ってしまったMIBとは、どのような組織なのでしょうか?
実際に撮影されたMIBの映像
こちらは2009年5月15日、実際に撮影されたMIBと思われる二人組です。場所は、ナイアガラの滝のカナダ側に位置するシェラトンホテルです。
黒いキャデラックがホテルの前に停まり、黒ずくめの二人の男性がロビーに入って来る様子を、ホテルの防犯カメラが捉えていました。
二人はホテルの支配人のスミス氏に用事がありましたが、当日、スミス氏は休暇で不在でした。
しかし二人は執拗に「スミス氏と連絡をつけろ」とせまり、ホテル内のあちこちを歩き回って、他の従業員たちにも声を掛けていたそうです。
MIBの二人を、写真で確認してみると…
写真を見ると、顔に比べて異様に肩幅が広いことが分かります。
対応した女性従業員の一人は、「彼らは髪の毛も眉毛もまつげも何もなく、いっさい瞬きもしなかったので不気味だった」と証言しています。
MIBの二人は諦めて帰りましたが、その翌日、支配人のスミス氏に電話がありました。「見たものについて、口外しないほうが身のためだぞ」と、電話で脅されたそうです。
そこで支配人は、以前にUFOを目撃していたことを思い出しました。不安に思った支配人は、防犯カメラに映っていた二人の映像を、民間のUFO調査機関に送り、初めてMIBの存在を知ったそうです。
その後、MIBからの接触はありませんが、スミス氏はまたいつ彼らから脅迫されるかと思うと、ずっと不安な日々を過ごしているそうです。
MIBの目的は?
MIBの組織のメンバーは、UFOや宇宙人の目撃者たちのもとに2~3人で現れて、見たことを口外しないように脅迫をすると言われています。
また、UFOや宇宙人の研究者たちも狙われており、研究の妨害や、研究発表の阻止をするそうです。
それは電話や直接会って脅されるだけでなく、寝ている時にテレパシーのメッセージとして、脅迫され続けたというケースまで報告されています。
彼らの執拗な行為に、命の危険を感じて警察に通報しても、無駄なのだそうです。警察も関与できない組織が、背後に存在しているものと思われます。
ちなみに、MIBが出現する時には、無音で飛ぶ黒いヘリコプターが目撃されることも多いそうです。無音のヘリコプターなどないので、カムフラージュしたUFOなのでしょうか?
MIBの特徴
MIBは、黒のスーツに黒いネクタイ、黒い靴、黒い帽子を着用し、全身黒ずくめの姿をしていることが特徴です。
乗っている車は、キャデラックやベンツ、ビュイックなどの大型車ですが、車も黒塗りです。
全部を黒で統一したら、逆に目立ってしまうと思うのですが、相手を威圧するのには良いのかもしれません。
ちなみに、車にナンバーが付いていない場合が多く、付いていても実際には登録されていないナンバーであったケースもあります。
顔は意外にも、アジア系という報告が多いようです。彼らは、機械のような歩き方をしたり、言葉のアクセントがおかしかったり、抑揚のない話し方をするという特徴も報告されています。
様々な報告を見てみると、MIBは人間ではないような感じもしてきますね。
MIBの正体は?
宇宙人を自宅に連れ帰ったジョナサン・リード氏や、ホテル支配人のスミス氏を始め、MIBに脅迫された人々は数多くいるのですが、彼らの正体は何なのでしょうか?
現在、有力な説として以下の4つが考えられています。
MIBの正体① フリーメーソン説
秘密結社のフリーメーソンは、誰もが知っていますね。彼らが宇宙人の手先となり、MIBとして活動しているという説です。
実際に、MIBが付けていた襟章に、フリーメーソンのシンボルマークを見たという証言もあります。
MIBの正体② 米政府スパイ説
MIBは米政府の秘密機関のメンバーであるという説です。UFOや宇宙人の情報を隠蔽したい米政府が、MIBという秘密組織を結成したというのは頷ける話です。
但し、明らかに人間とは思えないMIBの報告もあるため、全てのMIBに米政府が関与しているとは思えないところもあります。
MIBの正体③ 異星人説
MIBのメンバーは、いきなり姿を消してしまったり、テレパシーを使ったり、両目が赤く光るなど、時として超常的な能力を使うことも報告されています。
その点でも、異星人説は有力になっています。自分たちの存在を知られたくない宇宙人が、MIBの人間になりすまして目撃者を脅しているという見方はできますね。
そうなると、地球に訪れている宇宙人も1種類ではないので、MIBもいくつかのグループが暗躍しているのではないかと推測されます。
MIBの正体④ 超地球人説
超地球人とは、私たちとは異なる時空に存在していて、普段は見ることができませんが、姿を現すときにはUFOや宇宙人、妖怪などになって出て来るというものです。
つまり、私たちが彼らの存在を宇宙人と考えたり、MIBと考えたり、あるいはUMAや妖怪などと解釈しているということです。シャドーピープルなども、超地球人なのかもしれません。
この考えだと、不思議なものは何でも超地球人になってしまいますね。
MIBの存在は他人事ではない
MIBの正体は未だに明かされていませんが、米政府は何かしらの情報は持っていると思われます。
米政府が黒幕なのか、宇宙人の活動なのかは分かりませんが、MIBの関与が疑われている死亡事件や失踪事件は多々あります。
多くの人は、UFOや宇宙人なんて自分には無縁だと思っていますが、それらを目撃した途端に命を狙われるとなったら、無関係ではいられませんね?
実はMIBは、アメリカだけの話ではありません。日本でもMIBらしき者たちに遭遇したという証言はあるので、決してMIBの存在は他人事ではないのです。
今も真実を訴え続けるジョナサン・リード氏
ジョナサン・リード氏は、今も積極的に講演活動やマスメディアへの出演、執筆活動をしています。
ひっそりと身を潜めていたら、逆にMIBから消されてしまうと案じたのかもしれません。実際にリード氏は、「彼らは自分を殺そうとしていた」と語っています。
信じようと信じまいと、リード氏のように、非常に奇異な体験をし、証拠となる宇宙人とUFOの映像も公開し、今も自らの体験を訴えている男性がいることは事実です。
馬鹿らしいと一笑するのは簡単ですが、「宇宙人の死体を持ち帰り、MIBに狙われた男」の存在は、知っておいても良いのだと思います。