未確認生物(UMA)の映像としては、珍しいほど鮮明に映像が残されています!
琵琶湖の5倍以上もあるヴァン湖には、巨大モンスターが棲息しているのかもしれません。
これはトルコのヴァン湖に出現した謎の巨大モンスターの映像です。未確認生物「ジャノ」と呼ばれています。
ネス湖のネッシーなどに比べれば知名度は低いと思いますが、そのネッシーは捏造写真が数多く指摘されており、未だに決定的な写真や映像がありません。
鮮明な映像が残されている点においても、ジャノはもっと注目されてもよいUMAだと思います。
ジャノの映像を、写真を確認してみると…
映像は1997年5月、ユズンジュ・ユル大学助手のウナル・コザック氏が撮影したものです。彼は2年かけてジャノの調査をしており、このビデオの撮影に成功しています。
▲この写真だけを見ると、巨大蛇のように細長い体をしているように見えますね。ジャノの体長は、推定15~20mもあるそうです。
▲対岸の背景に山と町が見えています。映像で確認してみると、それらの背景が流れているので、かなりのスピードで泳いでいるように見えます。
▲ジャノの頭部と思われる箇所が水面から出ています。茶褐色の体色をしています。
水中から顔を出して休んでいるのでしょうか? ぼこぼこと呼吸をしているような水泡も確認できるなど、生物的な動きをしていますね。
UMAジャノの正体は、クジラの祖先バシロサウルス(ゼウグロドン)が有力
ジャノの正体は、上記のバシロサウルス(ゼウグロドン)とする説が有力のようです。
バシロサウルスは、約4,000万~3,400万年前(新生代始新世後期)の温暖な海に生息していた原始的クジラ類なのだそうです。クジラの祖先で、現在は絶滅種とされています。
化石が発見された当初は恐竜と考えられていましたが、後に哺乳類であることが分かり、ゼウグロドンと改名された経緯があります。とはいえ、現在もバシロサウルスと呼ばれることが多いようです。
平均的な体長はオスが推定18メートル、メスが15メートル程度なので、これはジャノの体長と一致しています。
また、バシロサウルスは現生のクジラ類とは異なり、ヘビのように長い体が特徴です。映像の中で、ジャノが巨大蛇のように泳いでいる姿と酷似している点も注目されます。
珍説・ジャノの正体はゾウだった?
ジャノの正体は、上記のバシロサウルスの他にも、支持者は少ないようですが、犬を泳がせて接写した映像というフェイク説や、馬、カバ、アシカなどの説もあります。
上記は偶然に見つけた動画ですが、水面から出ている頭部が似ていることから、ジャノの正体は「ゾウ」であると主張しています。
確かに、映像だけを見ると「そうかな?」と思わせるところもあります。でも、似ている箇所を都合良く取り出して、写真を縮小してはめ込んだならば、何でもジャノになってしまいます。
そもそも、ヴァン湖の周辺にゾウが生息しているのでしょうか? 推定15~20mもある巨体が泳いでいるシーンも撮影されているので、やはりゾウではないと思います。
塩水湖のヴァン湖に、巨大は未確認生物は実在するのか?
問題は、ヴァン湖は塩水湖であり、食料となる魚類(あるいは水草)が少なく、ニシンの仲間の小魚しかいないと言われていることです。
このため、ジャノのような巨大生物は生息できないとして、ジャノの存在を否定している学者もいます。
但し、魚が棲んでいないとされていた塩水湖であっても、実際に調査してみると、魚が豊富に生息していたという例も多くあるのだそうです。また、水中に限らず、水鳥なども捕食対象になるでしょう。
ヴァン湖は広大な湖であり、面積が3,755km2もあります。これは日本最大の湖である琵琶湖の5倍以上に相当します。
平均水深は171mあり、最大水深は451mもあります。これは湖としては、かなり深いです。
もちろん、深いという理由だけで巨大生物がいるわけではありません。一般的に湖の深部は、太陽光が届かずに水中の酸素が欠乏しているため、深層には生き物がいないことが多いからです。
海の場合は、海流によって深層にも酸素が運ばれるので、湖とは条件が違うのですね。
とはいえ、その湖固有の条件が加わってくるので、これだけ巨大な湖であるならば、巨大生物が棲める環境が整っていても不思議ではないと思います。
極端なことを言えば、湖の「北部」は棲めないけれど、「南部」ならば棲めるという場合だって、あり得るわけです。ヴァン湖のように巨大な湖であるならば、湖の一部であっても、生きていく上で十分な水域が確保できます。
そう考えると、このヴァン湖には、まだまだ未調査の領域が多く残されているのではないでしょうか?
捏造説もあるけれど、今後のさらなる調査と解明に期待!
冒頭の映像で紹介したように、ジャノには鮮明な映像が残されています。
その一方で、撮影者のコザック氏は、やらせの模型の制作費を巡るトラブルが表面化して以降は消息不明であり、ジャノの映像はコザック氏の捏造と見なされているという話もあるようです。
また、ジャノが撮影された時期が、トルコ政府軍によるクルド人迫害が激化した時期と一致することから、クルド人迫害から世間の目をそらすための政治的謀略説まであるそうです。
様々な憶測はあるようですが、コザック氏の撮影した映像は、現在もイギリスのケンブリッジ大学で分析中とのことです。
真実が解明され、世の中に認められるためには、非常に多くの時間が必要なのかもしれません。実際に映像が残されているだけに、今後のさらなる調査と解明に期待したいと思います。
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