これは2009年、米国アラスカ州ディリングハムのヌシュガク・ベイで撮影された、海の水棲UMA「キャディ(Caddy)」と思われる映像です。
キャディはカナダのバンクーバー島沖合を中心にして、目撃例の多い水棲UMA(水中に棲む未確認生物)として知られています。
実在するUMAと認められながらも、映像や写真で残されているものは多くありませんので、その貴重な映像をご覧ください!
世界で最も実在の可能性が高いUMAキャディ
世界で最も実在の可能性が高いUMAとして、2015年7月5日放送の『世界の何だコレ!?ミステリーSP』では、キャディが紹介されていました。
というのも、キャディは動物学者にも実在が認められているという、珍しい水棲UMAなのです。
説明は後に回しますが、学術論文に「キャドボロサウルス(Cadborosaurus)」と言う名称で、正式に発表されています。
古くは先住民の時代から、キャディが目撃されている資料が残っており、近代では1905年から現在まで、160件を超える目撃報告があります。
生きた写真や映像として記録されているものは少ないものの、キャディの目撃例の多さは、他のUMAと比べて群を抜いています。
アラスカ州で撮影されたUMAキャディ
冒頭の映像は、海洋生物学者のポール・レブロンド博士が、アラスカ州で撮影されたUMAキャディの映像を食い入るように見て分析している映像です。
細長い体をアップダウンさせて泳いでいるので、流木などではないことは確かです。やはり、UMAキャディを捉えた貴重な映像と思われます。
キャディはシーサーペント (巨大海蛇)タイプのUMA
UMAキャディを捉えた映像は、ウッドリバーという川が海に流れ込む河口で、地元の漁師が撮影しています。
画面に収まらないほど細長い生き物ですね。キャディは、シーサーペント(巨大海蛇)タイプの水棲UMAと思われます。
キャディが水面から頭を出した瞬間の画像
水面から頭を出す瞬間(写真の左側)があるのですが、残念ながら、この映像ではキャディの特徴である馬やラクダのような頭部までは確認できません。
キャディが撮影されたアラスカ州のディリングハム
キャディが撮影されたディリングハムは、アラスカでも有数の漁業が盛んな地域です。
地元の漁師のほとんどの人たちも、キャディらしき謎の巨大生物を目撃しているそうです。プロの漁師ですから、クジラなどの他の生き物と見間違えることはないと思われます。
目撃例の中には、漁の網にキャディが引っ掛かっていて、捕まえようとしたところ、逃げられてしまったという報告もあります。
アラスカで撮影されたキャディの写真
こちらもアラスカで撮影されたキャディの写真です。撮影された場所といい、この巨大な細長い体といい、本物のUMAキャディではないでしょうか?
実在するUMA、キャディの存在は動物学者も認めている!
海洋生物学者ポール・レブロンド博士(Dr. Paul LeBlond)です。博士は、キャディ研究の第一人者です。
1992年12月のアメリカ動物学研究会で、動物学者エド・バウスフィールド氏らとともにキャディに関する論文を発表しています。
論文では、キャディの正体は恐竜の生き残りではなく、シーサーペントの一種(巨大海蛇)であると結論づけています。
実在するUMAキャディとは?
上記はキャディのイメージです。
キャディの体長は、推定10~20m程度とされています。ネッシーのような首長竜タイプではなく、大蛇のように細長い体型をしています。
キャディの最大の特徴は、馬やラクダのような頭部を持っていることです。このため、爬虫類から哺乳類への進化を証明する生物であるとも言われています。
ポール・レブロンド博士らの学術論文には、「カナダに繁殖地があるキャディは、現在も棲息している」と書かれています。
動物学者がキャディのことを「キャドボロサウルス」と言う名称で、正式に学会で発表しているので、もはやUMA(未確認生物)とは呼ばないのかもしれませんね。
UMAキャディ(キャドボロサウルス)の名称の由来
UMAキャディの名前は、バンクーバー南端の「キャドボロー」で目撃情報が多かったので、地元の新聞がキャドボロサウルスと名付たのが始まりです。
サウルスとは、トカゲを意味する単語ですが、恐竜・翼竜・首長竜などの絶滅爬虫類の学名に用いられています。
このキャドボロサウルスが縮まって、今では「キャディ」と呼ばれています。地元では、愛称で呼ばれるほど有名なUMAなのです。
あとは、キャディを捕獲するだけの段階まで来ているのでしょうか?
UMAキャディの死骸も発見されていた!
こちらは1937年の写真です。カナダ太平洋岸に浮かぶクイーン・シャーロット諸島沖で捕獲されたクジラの腹から、幼生のUMAキャディと思われる死骸が出てきました。
半分消化されている状態で見つかりましたが、キャディの特徴と一致していたそうです。
UMAキャディの存在を証明する貴重な研究材料であったのですが、博物館に船で運ばれる途中で、なぜか行方不明になってしまったとのことです。
写真の紛失は残念ですね。しかし、このようなリアルな写真も遺されているところを見ると、やはり、キャディは実在するUMAである確信が高まってきますね!