これは2007年7月、ブラジルの東部にあるバヒア州で、観光ツアーに参加していた15歳の少女が撮影した謎の写真です。
撮影された地名にちなんで、「バヒア・ビースト(Bahia Beast)」と呼ばれています。
鬼のように角が生えているように見えるのですが、ブラジルの沼地に出現した謎の怪人です。
正体不明の怪人バヒア・ビースト
外見からすると、頭部に角が生えているように見えるので、翼のない悪魔か、日本の鬼のようにも見えます。二本足で立っているので、宇宙人説もあります。
黒い泥を全身に被っているように見えるので、肌の色は分かりません。服を着ているのかどうかも、はっきりしません。
沼地の縁に立って、捕まえた魚を抱えているのでしょうか? 両足が、ずっぽりと泥にはまってしまい、身動きできずにいるようにも見えます。
一見、恐ろしい怪物に見えるバヒア・ビーストですが、泥を被った人間だという説もあります。角のように見える尖ったものは、泥で固まった髪だと言われれば、そうかもしれません。
但し、こんな足場の悪い沼地で、一人で何をしているんでしょうか? 世間を騒がせる目的で撮影したのならば、撮影したと言われる少女も含めて疑うしかありません。
ただ、よーく写真を見ると、頭部の角は、泥で固めたよう形には見えませんし、頭もツルツルで、そもそも毛髪がないように見えます。
泥を被っても、目は誤魔化せないので、人間の目をしているようには見えませんね。見方によっては獣のような大きな口を、ぱっくり開けているようにも見えます。
残念ながら、バヒア・ビーストは、この一枚の写真しか残されていません。それでも世界中で「バヒア・ビースト」と命名されているのですから、いかにインパクトの大きな写真であったかが分かります。
今のところ、正体不明の怪人としか言えませんが、南米はUMAの宝庫なので、またどこかで姿を見せてくれることに期待しています。