偶然の一致とは思えない謎
実は今回の写真は、「火星表面で謎のキノコ雲が発見された」という程度の問題だけでは済まされそうにないのです。この話からは、さらに、とんでもない事実(?)が浮かび上がってくるのです。
NASAでは、ライブ中継の配信を中止
今回の謎の爆発については、2014年10月19日に火星に接近したサイディングスプリング彗星の一部が、火星地表に激突した可能性も指摘されています。
NASAでは、この彗星のライブ中継をネットで配信していました。ところが、火星上空を彗星が通過する直前に、なぜか配信が中止されてしまったのです。
そのまま配信すると不都合な映像が撮れてしまっために、突如として中止してしまったのでしょうか?
ライブ中継と言っても、NASAでは少し時間差を置いて配信していると考えられているため、不味いものが映ってしまった可能性があると指摘している人たちもいるのです。
NASAに配慮して、肝心な写真は隠されている?
今回のインドの火星探査機では、火星地表でのキノコ雲の撮影に成功し、ご覧のように写真を公開しているわけです。
但し、うがった見方をすれば、この前後にも別の写真が存在していて、そこには「不都合な何か」が写されていた可能性はないでしょうか?
配信を中止したNASAの判断に配慮して、ISRO(インド宇宙研究機関)でも、肝心な写真は隠しているのかもしれません。
実は、このキノコ雲は、「何者かが起こした熱核爆発ではないか?」とも指摘されているのです。
核物理学者が、同時期に驚くべき論文を発表
いきなりだと荒唐無稽な話に聞こえますが、実は、偶然とは思えないタイミングで驚くべき発表も、同時期に行われています。
それは米国立研究所で、プラズマ兵器開発を手掛けた核物理学者ジョン・ブランデンバーグ博士が、『太古火星文明の熱核破滅』という論文を発表しているのです。
これは過去に火星文明があったことを前提にして、しかも、その火星文明は宇宙からの熱核攻撃で滅亡したという内容なのですから驚きです。
まるでSF小説の世界ですが、この論文は元政府軍事学者が米国物理学会で発表しているものです。簡単に笑い飛ばすわけにもいきませんね。
核物理学者ジョン・ブランデンバーグ博士(John E. Brandenburg)と、2015年の発刊の最新著書『Death on Mars: The Discovery of a Planetary Nuclear Massacre (English Edition)(太古火星文明の熱核破滅)』
火星文明は核攻撃で滅んだ?
ブランデンバーグ博士の発表は、非常に大胆に思えますが、いったいどのような根拠に基づいているのでしょうか?
そもそも熱核攻撃とは?
熱核とは、原爆を100~1000倍も破壊力が上回る「水爆」を意味します。
火星表面には、ウラン、トリウム、放射性カリウムなどの放射性物質の層が存在しているのですが、それは自然に起きた熱核爆発によるものと考えられていました。
しかし、前述したブランデンバーグ博士は研究の結果、「火星の大気中にある多量の核同位元素は、水爆実験のものと酷似しており、これは宇宙からの熱核攻撃によって文明が消滅したという例証になる」と考えたのです。
要するに博士は、宇宙から熱核攻撃でもしない限り、あり得ないようなデータを火星に発見したわけです。
もしも何者かが、宇宙から火星に熱核攻撃を仕掛けたとするならば、その目的は、火星に文明が存在していて、それらを全滅させること以外にありません。
そこに来て、インドの火星探査機が「謎のキノコ雲」を撮影したものだから、ブランデンバーグ博士の説は大きな注目を集めることになりました。まるで事前にタイミングを見計らって発表したかのようです。
異星人との接触は、すなわち滅亡を意味する?
「宇宙人がいるならば、なぜ現れないのか?」という議論が、昔からあります。それに対する答は様々にあるのですが、ブランデンバーグ博士は次のように考えているようです。
一定の科学レベルに達した宇宙人たちは、遅れて栄えた文明が今後の自分達の脅威になると考え、早い段階でその文明を滅ぼしてしまう。
つまり、異星人との接触は、すなわち文明の滅亡となります。出会ったら最後、圧倒的な科学力の差で滅ぼされてしまうのですね。
火星文明は核戦争によって自滅したと考える人たちは、以前からいました。
しかしブランデンバーグ博士の考えでは、火星文明の発展が目障りになった宇宙人たちが、熱核攻撃をして滅ぼしてしまったということになります。