なぜ宇宙人は核攻撃をしたのか?
仮に、ブランデンバーグ博士が主張するように、宇宙人が火星を熱核攻撃をしたのだとしても、それは遙か遠い昔の話です。博士は、それを2億5000万年前と推測しています。
しかし現在の火星でも、核爆発と思えるような写真が撮影されたわけです。果たして今回の謎の爆発にも、宇宙人たちが関与しているのでしょうか?
その場合には、以下の3つの見方ができると思います。
火星文明の殲滅
火星文明は全滅したわけではなく、生き残った者たちが今も地下に潜んで抵抗しているのかもしれません。それを殲滅するために、彼らの拠点を核攻撃したという見解です。
気が遠くなるような話ですが、火星人たちと侵略側のエイリアンたちとの争いは、2億5000万年も前から現在も続いているということですね。
あるいは、また別の見方になりますが、火星に前線基地を持つエイリアン同士の争いという可能性もあります。いずれにしても、今も火星で戦争行為が行われているということです。
宇宙人たちの核実験
宇宙人が自分たちの星で核実験を行うと、母星が放射能で汚染されてしまいます。そこで害のない火星の地表で、核実験を行ったという見解です。
地球人も核実験を行う場合には、人のいない砂漠や地下、海などで行いますから、火星のような場所はうってつけでしょう。
科学調査の一環として、火星のような環境で核爆発を起こした場合、どのような結果になるのかを分析したかったのかもしれません。
火星に踏み込む人類への警告
こちらは、「これ以上、火星に踏み込むな!」という警告を人類に与えるために、宇宙人が核爆発を起こして見せたという見解です。
宇宙人は、人類が知らない強力な兵器を持っているでしょうが、人類が最も恐れていて、見た目の破壊力も分かりやすいのが核兵器だと思います。
「見よ! ワレワレは核兵器で、いつでも攻撃できるのだ!」という現実を、目の前で見せつけられたならば、人類は震え上がるしかありません。
現在、世界各国では先を争うように、火星への一番乗りを目指して有人飛行計画を立てています。これは火星に前線基地を持つ宇宙人たちとしては、この上なく迷惑な話ではないでしょうか?
今までにも火星探査機が、火星軌道に乗った途端に行方不明になるという不可解な事件が、立て続けに起きています。
それでも人類が懲りずに探査機を送り込んで来るので、今回の核爆発を起こしたわけです。
爆発の決定的な瞬間を捉えられたのは、決して偶然ではなく、人類への警告として見せたのだとすれば納得できます。そう考えると、前述したNASAのライブ中継の配信中止も、頷ける話になります。
宇宙人たちは、人類の成長を待っている
地球上でも、異なる文明がぶつかり合って、他方を滅ぼすという歴史が繰り返されています。それが宇宙規模で起きているとしても、不思議はありませんね。
ブランデンバーグ博士が言うように、かつて火星にも文明があったけれども、他の星から来たエイリアンたちに滅ぼされたという話そのものは、有り得るのだと思います。
侵略から地球を守る宇宙人たちの存在
ただ、ブランデンバーグ博士が主張するように、異星人と出会ったら最後、滅ぼされるという考えは、防衛上は必要であっても、必ずしもそうなるとは限らないと思います。
今現在、地球には少なくとも数種類の宇宙人が来ていると言われています。彼らが本気で人類を滅ぼそうと考えたならば、とうの昔に私たちは滅んでいるのではないでしょうか?
宇宙人にも、平和勢力と侵略勢力があります。今の地球に来ている宇宙人たちは、むしろ侵略勢力から、地球を守ってくれているように思うのです。
人類が火星に行くのは、まだ早い?
今回の火星地表で起きた謎の爆発は、核爆発ではないとしても、それに匹敵する爆発が確認されたことは間違いありません。
核爆発であれ、自然現象であれ、今の段階ではどれも決定的な確証はなく、今後の研究で解き明かされることに期待したいと思います。
ただ、前述したように、もしも宇宙人が人類への警告として核爆発を見せたのならば、「まだ人類が火星に行くのは早い!」ということでしょう。
世界各国が争うようにして火星に来て、そこで争いでも始められたら、火星が宇宙の火種になってしまいます。その結果、別の戦闘的な宇宙人たちの介入を許す羽目にもなりかねません。
地球上では人類の勝手がまだ許されていても、火星になると、そういうわけにもいかないのです。
火星への移住の条件
人類にとって、火星への移住は夢のある話です。しかし、その実現のためには、人類が異星人の存在を理解し、考え方を共有し、平和的に交流できるようになることが条件なのかもしれません。
火星は隣の惑星とはいえ、地球を離れて飛び立つわけです。人類の先輩格である宇宙人たちから、火星への移住の条件を求められても仕方がないのだと思います。
いたずらに科学を進歩させるだけでは、不十分なのですね。
宇宙人たちは、時には厳しい警告を出しながらも、人類の成長を待っているのではないでしょうか?