黄金ジェットのモデルは、アトランティス文明の飛行船だった!
「500~800年前の時代に飛行機があるはずはない」という先入観は一旦置いて、他に何か手がかりはないでしょうか?
実は、超古代文明のアトランティスに、そのヒントが隠されているのです。
アトランティス文明は、飛行技術を持っていた!
今から約1万年以上も昔のこと、現在のバミューダ海域を中心とした大西洋にアトランティス大陸が存在し、超古代文明が繁栄していたと言われています。
ギリシャの高名な哲学者プラトン(紀元前427~347年)は、『ティマイオス』と『クリティアス』の著書で、このアトランティス文明について書き残しています。
プラトンによると、アトランティス人は強大な軍事力を持ち、オリハルコン(オレイカルコス)と呼ばれる超金属を自在に操っていたと言います。
著書の『クリティアス』の中では、「オリハルコンは飛行船を宙に浮かせる事が出来る」とも書かれており、この一文が注目されます。
アトランティス文明は高度な科学力を持った文明であり、飛行技術を持っていたと考えられるわけです。
アトランティス人の一部は、飛行船に乗って逃げのびた!
高度な文明を築いたアトランティスですが、人々の堕落した生活が神の怒りに触れ、大陸そのものが海中に没して滅んだと言われています。
しかし、大陸が海に沈む前に船で逃げ出した人もいるでしょうし、飛行技術を持っていたのならば、一部の人々は飛行船に乗って遠方まで逃げのびた可能性は十分にあります。
逃げのびた飛行船の一隊が南米大陸のアンデス地方に着陸し、後のインカ帝国にまで連なるアンデス文明の礎を築いたとは考えられないでしょうか?
黄金ジェットを見ると、UFOというよりも、やはり飛行船のような形をしています。動力は不明ですが、オリハルコン(今では知られていない幻の金属)で作った機械が、エンジンの役割を果たしていたのかもしれません。
黄金ジェットを作った人々は、古代から神話として伝承されている飛行船(神々の乗り物という伝わり方だと思いますが)を、神々に供える装飾品として作った可能性はあります。
しかし、制作者たちは実際に飛行船を見たことがないため、鳥や魚などのイメージを加えて創作したのではないでしょうか?
さらに時代を下れば、その黄金ジェットを見本にして作られた模造品も出てくるでしょう。このようにして、当初は飛行船であったものが、次第に生き物に近い造形に変わっていったものと考えられます。
創造神ビラコチャは、飛行船でやって来た?
インカ帝国では、ビラコチャと呼ばれる文明の創造神というべき神を信仰していました。ビラコチャは、8人の最初の文明的な人間たちの父であるという言い伝えも残されています。
ビラコチャは、白人であご鬚をたくわえ大柄な男性でした。創造神というよりも、人間的な印象を受けます。
ビラコチャは農業を教え、灌漑水路を造り、トウモロコシの作り方や家畜の飼い方を教えたり、行く先々で多くの病人を治した医師でもあったそうです。
神のような奇跡を起こしたというよりも、あたかも文明の進んだ人間が、未開の土地の人々を指導しているような事を教えているのです。
そのビラコチャは、伝承ではチチカカ湖(アンデス山中のペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水湖)から、突如として現れたことになっています。
チチカカ湖は、面積が8,372km2もあります。日本最大の湖である琵琶湖(669.23km2)の約12倍以上もあるのですから、まるで海のように広大な湖です。
もしもビラコチャが飛行船に乗り、チチカカ湖の上空を飛んでやって来たならば、当時の人々には、まるでチチカカ湖からフッと現れたようにしか思えないのではないでしょうか?
▼チチカカ湖畔にあるティワナク遺跡・太陽の門に刻まれたビラコチャの神
神話の「5つの大きな卵」は飛行船だった?
さらに、ペルー中部高地のワロチリ地方に伝わるインカ神話には、パリアカカと呼ばれる創造神の1人が登場します。
神話では、「大洪水が去り、王も政府もない時代が始まったある日、コンドルコト山の頂上に5つの大きな卵が出現した。その1つに神のパリアカカが入っていた」と伝わっています。
この「5つの大きな卵」を、飛行船の船団と考えることはできないでしょうか? 当時の人々は飛行船など見たことがないので、大きな卵という表現しか出来なかったものと思われます。
このパリアカカの神は、ビラコチャと同じ人々か、あるいは別部隊で逃げのびたアトランティス人かもしれません。
ビラコチャの特徴である「白人であご鬚をたくわえ大柄な男性」の共通したイメージは、南米のいたる地域に神々として伝わっています。
彼らは南米に住む人々とは明らかに異なる容姿をしており、沈没寸前のアトランティス大陸から、飛行船に乗って逃げのびて来た人々なのではないでしょうか?
憶測でしかありませんが、南米に伝わる神話とも、奇妙に一致するように思えます。
アトランティス人は、エジプトにも逃げのびていた!
アトランティス大陸がどこにあったのかは諸説ありますが、定説通りに大西洋にあったとすれば、飛行船を使えば南米のアンデスにも、アフリカのエジプトにも行ける位置にあります。
エジプトや中南米の古代文明では、なぜか双方ともにピラミッドを盛んに造りましたが、元を辿れば、その起源は同じアトランティス文明にあったのではないでしょうか?
遙かに文明が進んだアトランティスの人々が、神々のように畏敬の念を持って迎え入れられ、後世には神話として伝えられていても不思議ではありません。
神々は飛行船に乗ってやって来た!
南米ペルーのナスカの地上絵は、明らかに上空からでないと確認できない絵が描かれており、何のために描かれたのか未だに謎に包まれています。
これはアトランティス大陸から逃げ延びた一部の人々が、飛行船に乗って空からやって来たために、空から降りてくる人々(神々)を迎え入れるために描かれたのかもしれません。
また、マヤ文明などは優れた天文観測技術を持っていましたが、「神=空からやって来る」の神話が影響して天文学に目覚めたのかもしれませんね。
このように考えていくと、黄金ジェットの謎は未だに解き明かされていませんが、アトランティス人の飛行船であったという仮説も成り立つのではないでしょうか?