グーグルアースで巨大イカの怪物「クラーケン」が発見されたとして話題になっています。
場所は南アメリカ大陸最南端・アルゼンチンの「ホーン岬」から、さらに南方の南極海に浮かぶ「サウス・シェトランド諸島」です。
氷河に覆われた島々の近くらしいのですが、この鮮明な画像を見ると、やはり巨大イカの怪物のようにしか見えませんね。
今までにもグーグルアースでは、巨大生物が発見される度に話題になっていますが、これは伝説の海の怪物クラーケンが実在する証明になるのでしょうか?
巨大イカの画像を、グーグルアースで確認してみると…
実際に私も、さっそくグーグルアースで調べてみました。下記の座標を検索窓にコピペすると、誰でも確認することができます。
●グーグルアースの座標:63° 2'56.73"S 60°57'32.38"W
巨大なイカが海から飛び跳ねた決定的な瞬間!
座標を入力すると、ピンポイントですぐに画像を発見!できました。
巨大イカが海中から飛び跳ねた決定的な瞬間を、逃さずに捉えたような見事な画像ですね! グーグルアースの衛星写真なので、もちろん第三者の加工はありません。
巨大イカの頭部と胴体を確認
拡大した写真です。巨大イカの頭部と胴体の一部が見えています。
この形といい、体色といい、やはり巨大イカのようにしか見えません。餌を求めて海面に飛び出したのか、あるいは、何かに追われて飛び出したのでしょうか? 波紋の大きさからして、巨体を急激に動かしているように見えます。
クラーケンは実在していた?
見えている部分だけでも30メートルはあります。UFO研究家のスコット・ウェアリング氏は自身のサイトで、足の部分まで入れると、体長120メートルはあると推測しています。
ダイオウイカでも最大20メートル程度と考えられていますから、「これは伝説の海の怪物クラーケンである」と、ウェアリング氏は確信しているそうです。本当にクラーケンが実在していたのでしょうか?
北欧に伝わる海の怪物「クラーケン」とは?
▲アンゴラ沖のクラーケン。ピエール・デニス・ド・モンフォール、1810年公表(イラストはWikiより)
クラーケンとは、ノルウェーやスウェーデンなどの北欧に伝わる海の怪物のことです。その姿の多くは巨大なタコやイカとして描かれています。現代的に言えば、超巨大生物UMAですね。
クラーケンは北欧の伝説ですが、19世紀にアフリカ南部のアンゴラ沖に現れた海の怪物も、クラーケンではないか?言われているそうです。
今回、グーグルアースが捉えた場所は南極海ですが、北欧の冷たい海と環境が似通った南極海に、クラーケンが出現してもおかしくはないと思います。
島と間違えて、クラーケンに上陸した伝承もある!
これは聖ブレンダン(484~578年頃)が巡礼の旅の途中、『海の怪物』に出くわしたというエピソードの絵です。
航海中に巨大怪物(クラーケン)を島と間違えて上陸したという伝承も残されているほど、クラーケンは巨大なのです。一説には、なんと2.5kmもの超巨大なクラーケンもいると言われています。
上の絵では、よく描かれているようなイカやタコの姿ではなく、巨大魚になっていますね。実は、クラーケンは天地創造のときに生まれ、この世の終りまで生きつづける2匹の怪魚であるとも伝えられているのです。
クラーケンの正体は何であれ、性格は凶暴で、船を襲うというのですから、まさに怪物としてのイメージが大きいのではないでしょうか?