「ボスニアのピラミッド」は、12,000年前(3万年前の新説も!)に建造されたと推測されています。2005年に発見されて、大きな話題になりました。
世界最古・最大のピラミッドと聞いたら、エジプトを思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、古代エジプトのピラミッドよりも、ボスニアのピラミッドは遙か昔に建造された世界最古のピラミッドになります。これは世界最古の遺跡とも言えますね。
ボスニアのピラミッドは、大きさも世界最大なのだそうです。さらに、一つではなく、全部で5基のピラミッドが発見されています。
ピラミッド周辺を発掘調査してみたところ、謎の通路や遺跡、オーパーツも発見されています! 写真も掲載していますので、ご確認ください。明らかに人工物です。
これは世紀の大発見ですね! しかし、世界的な注目を集めたにも拘わらず、なぜか未だに「ボスニアのピラミッド説」という仮説の扱いになっています。
果たして、世界最古にして最大のピラミッドの真偽は、どうなっているのでしょうか?
ボスニアのピラミッドは、世界最古のピラミッドか?
ボスニアのピラミッドが発見されたのは、ボスニア・ヘルツェゴビナの中心部にある山々です。山の麓にはヴィソコ(Visoko)と呼ばれる町があります。
ちなみに、ここから20kmほど離れた場所には、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で激しい戦闘が行われたサラエボがあります。今も周辺地域には、地雷が埋まっているそうです。
ボスニアのピラミッドが、世界最古のピラミッドであるならば、ぜひとも発掘調査を進めてほしいのものですが、危険地帯にあるため、発掘が思うように進まない事情もあるようです。
自然の山でなく、ピラミッドであると確信!
ボスニアのピラミッドの発見者セミール・オスマナジック氏(写真)は、数十年もの間、ピラミッドの調査に携わってきた人物です。
オスマナジック氏は、中国やメキシコ、グアテマラ、エルサルバドルなどでは、今も土と樹木に覆われたままのピラミッドが、発掘されないまま存在していることを知っていました。
そして2005年、ボスニアのヴィソチツァ山を初めて訪れた際に、「これは山ではなく、地球で最も大きなピラミッドである!」と確信したのです。
発見された約12,000年前の「太陽のピラミッド」
中心となる大きなピラミッドは「ヴィソチツァ山」と呼ばれて、長らく自然の山と思われてきました。全体が樹木の生い茂った土で覆われているので、確かに、山のように見えます。
しかし、よく見ると、頂上から綺麗な稜線が伸びています。また、三角形に形成された斜面は、正確に東西南北を向いているのだそうです。
オスマナジック氏は、これを「太陽のピラミッド」と名付けました。ピラミッドを覆っている土は、Agro-pedology国立研究所によると、約12,000年前のものとされています。
ということは、太陽のピラミッドはそれ以前に建造されたことになります。もちろん、現代の古代史の常識では有り得ない話です。
しかし、ボスニアのピラミッドの地下や周辺からは、次々に遺跡も発見されているのです。「世界最古のピラミッドではないか?」と注目されるのも当然ですね。
樹木を取り除くと、世界最古で最大のピラミッドの姿が!
こちらは樹木を取り除いた太陽のピラミッドのイメージ画です。
高さが220メートルもあり、世界最大と言われていたエジプトのギザの大ピラミッド(建設当時:146.59メートル)を遙かに超えています。
太陽のピラミッドは、四角形のコンクリート・タイルで覆われています。このタイルは最高133mpsの硬度と、1パーセントの吸水率を持ち、現代のコンクリートより優れているのだそうです。
全部で5基のピラミッドを発見!
ボスニアで発見されたピラミッドは、太陽のピラミッドだけではありません。その近くにある2つの山も、人工衛星と航空写真によって、ピラミッドであることが確認されています。
それぞれに「月のピラミッド」と「龍のピラミッド」と名付けられています。
また、オスマナジック氏は、他にも「地球のピラミッド」と「愛のピラミッド」の存在をレポートに記しています。周辺一帯には、少なくとも5基のピラミッドがあるわけです。
これが事実ならば、ボスニアには12,000年以上も昔に、巨大な古代都市が栄えていたことになります。人類史が塗り変わってしまいますね。
次ページでは、ボスニアのピラミッドとともに発見された古代遺跡をご紹介します。驚愕の画像ばかりです。