日航ジャンボ機UFO遭遇事件の真相。機長は本当にUFOを目撃したのか?

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日航ジャンボ機UFO遭遇事件の真相

アラスカ上空を飛ぶ日航ジャンボ機のイメージ写真

日航ジャンボ機UFO遭遇事件は、朝日新聞なども報道したので、遂に本物のUFOが出現したのか!と大きな期待を持たせました。

ところが、その後のマスコミは手のひらを返したように、UFOではなかったとする否定的な報道を流し始めたのです。

持ち上げて落とす、というマスコミの常套手段にも見えますが、その裏には、何やら巨大な組織の力が働いているようにも感じます。

その後、日航ジャンボ機UFO遭遇事件は、世間から急速に忘れ去られていきました。UFOを目撃したと語った寺内謙寿機長は、UFO騒ぎの責任を取らされたかのように地上勤務に異動させられています。

寺内機長としては非常に不本意であったと思いますが、マスコミはこの事件をどのように報道したのでしょうか? 日航ジャンボ機UFO遭遇事件の真相を解くカギはここにあるので、改めて考察してみます。

UFOは本当にレーダーに映っていたか?

レーダーに映るUFOのイメージ写真

UFOがレーダーに捉えられていたかどうかは、日航ジャンボ機UFO遭遇事件の信憑性を大きく左右するので、大事なポイントです。

寺内機長らの証言では、アンカレジ空港の航空管制センターに確認してみると、「レーダーには映っていない」の返答でした。別のUFOが現れて、二度目に再確認したときにも、同じく「映っていない」の返答でした。

しかし、日航ジャンボ機UFO遭遇事件の一報を伝えた共同通信社は、続報として、「UFOと見られる物体の影が事件当時、アンカレジ空港の航空管制センターにも映っていた」と報じたのです。

ところが、事件発生から2ヶ月近くが経った翌年の1987年1月9日、前回の報道とは一転して、「UFOはレーダーに映っていなかった」という、まったく逆の記事が掲載されました。

FAA(米連邦航空局)がレーダー記録を点検してみたところ、実はレーダーには何も映っていなかったと言うのです。

実は、これについては、事件から15年後の2001年に、アメリカのワシントンD.C.で行われた「UFOディスクロージャー・プロジェクト」の公聴会で、新たな証言者が現れて、真相が明らかにされることになります。

後述しますが、米政府の隠蔽説も浮上してくるのです。

機内レーダーに映る巨大な飛行物体

前述したように、アンカレジ空港の航空管制センターに確認してみても、「何も映っていない」という返答でした。このため、寺内機長らは機内の気象レーダーを使用し、自分たちでも飛行物体の確認を試みています。

すると、機内の気象レーダーには、13~14キロほど前方に巨大な緑色の物体が映っていたのです。

気象レーダーに映る巨大な未確認飛行物体

「やはりUFOだったのか!」と思いたくなりますね。しかし、まだ確定はできません。なぜならば巨大な物体が、緑色に映っていたからです。

機内の気象レーダーでは、金属などで出来た硬い飛行物体は、赤色に映るのが普通です。その一方で、反射が弱い雲などは、緑色に映る仕組みになっているのです。

そう考えると、UFOの正体は雲だったのでしょうか?

しかし、寺内機長らは未確認の飛行物体もしくは発光体を、はっきりと目視しているのです。目では見えているのに、レーダーには捉えられないUFOの目撃事例は他にも数多くあります。

また、レーダー上には雲のように映るようにカムフラージュすることは、彼らの高度な技術を持ってすれば簡単でしょう。

このため、気象レーダー上で緑色に映っていたからといって、UFOの可能性は排除できないと思います。

UFOは星だった?

1987年1月28日には、「UFOは星だった?」という新聞記事も掲載されています。

その記事では、米航空宇宙専門誌編集者のフィリップ・J・クラス氏が、「地平線から10度ほどの位置にあった木星と、その同方向にあった火星の見間違いではないか」と指摘しています。

寺内機長らの証言内容や、目撃したというUFOのイラストを見れば、いくらなんでも星と見間違えたようには思えませんね。

星は子グマのようにじゃれ合うように動きませんし、ジャンボ機を追い掛けてきませんし、機内を照らすほどの光もありません。

「UFOは星だった」という見解には、そもそもUFOなど存在しないと言う前提で、他の可能性を無理に引っ張り出して来たような印象を受けます。

しかしながら、記事に掲載された影響は大きく、「星の見間違い説」が一挙に広まっていくことになりました。

宇宙母艦は太陽柱の見間違いか?

日航ジャンボ機UFO遭遇事件への懐疑的な見解としては、他にも太陽柱や光の柱の見間違い説があります。

太陽柱とは、日出または日没時に零下20度以下になると、細かい氷晶が太陽光を反射して、太陽の虚像を作り出すというものです(下の写真)。月光や地上の光でも、光の柱が見えることがあり、ダイヤモンドダストとも呼ばれます。

太陽柱

太陽柱・光の柱説は、ただの星の見間違い説に比べれば説得力はあると思います。

ただ、もしも太陽柱や光の柱の見間違いであったならば、事件当時に付近を飛んでいたというUA機と米空軍のC-130輸送機からも、その光が見えたのではないでしょうか?

見えていたならば、「太陽柱などの見間違えではないか?」と、真っ先に他の航空機のクルーらが進言しても良さそうなものです。しかし、そのような報告はありません。

そう考えると、事件当時に太陽柱などの光学現象は発生していなかったと思われます。

また、寺内機長らが目撃した未確認飛行物体は、日航ジャンボ機にぴたりとくっついて追い回すような動きをしています。これは太陽柱などでは説明ができませんね?

とはいえ、UFOまたは未確認の発光体を目撃した者は、寺内機長を始めとする日航ジャンボ機のクルーしかいなかったため、それ以外の客観的な証拠を示せなかったことも事実です。

しかし、事件から15年も経ってから、新たな証言者が現れたのです。

次ページでは、2001年のUFOディスクロージャー・プロジェクトの公聴会で明かされたジョン・キャラハン氏の証言を紹介します。

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