自衛隊機のパイロットがスクランブル中にUFOと遭遇し、写真撮影に成功していたという、衝撃的なUFO事件が起きています。
このUFO遭遇事件の詳細は、『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』に紹介されており、著者の佐藤守氏自身も元自衛隊空将です。
その佐藤氏が、元自衛隊の仲間たちに直接取材をしているので、これは非常に信憑性の高い日本のUFO遭遇事件ではないでしょうか?
しかも、そのパイロットは、撮影した写真を添付したUFO目撃報告書を、司令部に提出したと言うのです。
日本の空を守る航空自衛隊員たちが見たUFOとは、どのようなUFOだったのでしょうか? また、このUFO遭遇事件の報告は、自衛隊内部でどのように扱われたのでしょうか?
当記事では、本当にあった自衛隊パイロットのUFO遭遇事件をご紹介します。
『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』の著者、佐藤守氏
まずは、『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』の著者、佐藤守氏について簡単にご紹介します。
佐藤守氏(1939年生まれ)は元自衛隊空将であり、F86、F104、F4、F1、F15、F16などの戦闘機に搭乗し、3,800時間もの総飛行時間を経験しています。
1997年に退官した後は、軍事評論家として岡崎研究所理事・特別研究員、平河総合戦略研究所専務理事、国家基本問題研究所評議員などを務め、精力的に執筆、講演活動を行っています。
▲自衛隊時代の佐藤守氏(写真:軍事評論家=佐藤守のブログ日記より)
日本政府は、UFOの存在を確認していない?
佐藤守氏は、軍事評論家として活躍する一方で、公の場ではタブー視されているUFOに関する発言も、積極的にされています。
航空自衛隊の空将であった人物が、UFOなんていうオカルトに首を突っ込んで経歴を汚す必要はないのに、と思うのが普通かもしれませんね。
しかし、佐藤守氏は、「日本の空を守る」という国防の観点から発言しているのであって、興味本位でUFOを扱っているのでありません。それは著書を読めば分かります。
そもそもUFOとは、未確認飛行物体を意味します。UFOが宇宙人の乗り物であろうがなかろうが、日本上空に侵入してくる未知の飛行物体の存在は、国家の防衛上、絶対に放置してはならない大問題なのです。
しかし、実際には放置され続けていますね。役人も政治家もUFOの問題になると、「存在を確認していない」としてお茶を濁してしまいます。
日本政府のUFO見解については、後ほど触れますが、過去には国会にて下記のようなUFO騒動(?)が起きています。
UFOは日本の安全保障に直結する問題
日本政府は、UFOの存在を見て見ぬ振り、要するに、臭い物に蓋をしているわけですが、本当にそれで良いのでしょうか?
実は佐藤守氏によると、超高速で飛ぶUFOを探究し、データ収集することで、高速で飛んでくる他国のミサイルにも対処・訓練ができるようになるのだそうです。
UFO問題はオカルトではなく、日本の安全保障の問題に直結しているのです。
かつて日本の空を飛びまわり、命を張って日本を守っていた佐藤守氏だからこそ、いまだに未確認のままであるUFO問題を放置しておけないのだと思います。
自衛隊機がスクランブル中にUFOを撮影!
佐藤守氏の著書、『実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO』には、非常に興味深いUFO事件が数多く紹介されています。その中から、日本のUFO問題を象徴している事件をご紹介します。
このUFO遭遇事件は、自衛隊機がスクランブル中にUFOを撮影し、その写真を添付した報告書まで司令部に上げていたにも拘わらず、その報告書は行方不明になったというものです。
以下、事件の詳細をご紹介します。
UFO写真を撮影したパイロット
自衛隊機でスクランブル中にUFOを目撃し、撮影までしていたという人物は、織田邦男(元空将)という実名で、下の写真とともに紹介されています。
▲第301ファントム飛行隊長時代の織田邦男氏(写真:実録・自衛隊パイロットたちが目撃したUFO)
織田元空将は、航空支援集団司令官の任務に就いていた時代にはイラク派遣航空部隊指揮官を務め、将来の航空自衛隊を背負う人物の一人と目されており、2009年に退官したことが惜しまれるほどの優秀なパイロットでした。
織田元空将は、「すでに35年以上も前のことですから、詳細な記憶はありませんが…」と控えめに断りつつも、以下の驚くべき内容を証言しています。
ファントム機と同速度、同高度で飛行するUFO
織田元空将が体験したUFO遭遇事件は、1979~1980年の頃でした。石川県小松市の小松基地で、第303ファントム飛行隊に所属していた時代(当時は二等空尉)になります。
当日、日本海にソ連機が出現したため、スクランブルが発令されました。織田元空将は小松基地から発進したものの、その日は目標のソ連機を目視発見できず、基地への帰還を命じられます。
二機のファントムで、スプレット隊形(300~400メートルくらい離れた隊形)となり、能登半島沖を小松基地に向かい、高度1万フィート(約3,000メートル)くらいを降下しているときでした。
突如として、UFOが出現したのです。4名の編隊員(1機に2名ずつ搭乗)の中の誰かが無線で、「なんじゃ、あれは!?」と思わず声を上げました。
UFOは、二機のファントム機の真ん中に現れて、同速度、同高度で飛行していたのです。
次ページでは、自衛隊パイロットが撮影したUFOと、司令部の対応についてご紹介します。