巨大な宇宙母艦が現れる！
日航ジャンボ機UFO遭遇事件では、長時間にわたってUFOが目撃されており、その後には、ジャンボ機の全長の数十倍もあったという宇宙母艦まで出現しています。
それを現役の日本人の民間航空パイロットが証言したという、前代未聞のUFO遭遇事件なのです。
ジャンボ機の数十倍の巨大宇宙母艦
日航ジャンボ機を先導するかのように飛行していた2つのUFOは、3～5分後、左前40度の方向に移動して、姿を消しました。しかし、間もなくして左前前方に、別の2つの光が現れました。
再びアンカレジ航空管制センターに確認してみると、「我々のレーダーには何も映っていない」との返答です。
このため、日航ジャンボ機の気象用レーダーで確認してみること、およそ13～14キロほど前方に緑色に映る巨大物体が存在しています。
フェアバンクス市付近に達すると、地上の灯りに照らされて巨大物体の全体のシルエットが浮かび上がりました。
寺内機長によると、それは大型空母二隻を背中合わせに重ねたような球状の宇宙母艦でした。直径は日航ジャンボ機の全長の数十倍という、桁外れの大きさだったそうです。
▲「ジャンボ機の数十倍の巨大宇宙母艦」 寺内機長のスケッチより
最初に出現した2機のUFOおよび、新たに現れたという別の2機のUFOは、この巨大な宇宙母艦から発進していたのでしょうか？
逃げても離れない宇宙母艦
巨大な宇宙母艦を見て驚いた寺内機長は、アンカレッジの管制センターと連絡を取りながら360度旋回したり、高度を約1,200メートル下げたりして逃げようとしました。
しかし、宇宙母艦は、ぴったりと同じ位置に張り付いたままです。
管制センターは、「F15戦闘機を飛ばして確認しますか？」と言ってきました。しかし、無闇に戦闘機を発進させても犠牲者を出すだけだと危惧した寺内機長は、申し出を断りました。
後に寺内機長は、取材を受けて以下のように述べています。
- 非常に高度に発達した飛行機に対して、あるいは宇宙船に対して行動を取った場合に、彼らはものすごい技術を持っていますんでね。
なんか変なことでもされたんでは申し訳ないという気持ちがありますもんで、即座に（F15戦闘機の発進を）断りました。
寺内機長は、巨大な宇宙母艦を目の当たりにして、人類との圧倒的な文明の差を感じたのでしょう。
UA機からは「飛行物体は見えなかった」
その後、管制センターは、日航ジャンボ機とすれ違うコースを飛んでいた米ユナイテッド航空（UA）機に、「JAL機の横に宇宙船がいるので確認してほしい」と指示を出します。
ところが、UA機からは「飛行物体は見えなかった」の返答がありました。
寺内機長によると、アンカレジ北方270キロの地点でUA機と日航ジャンボ機がすれ違った瞬間、宇宙母艦はパッと消えてしまったのだそうです。母艦を現れてから、30分が経っていました。
日航ジャンボ機はアンカレジに無事到着した後、寺内機長らは事態を重く見た米連邦航空局（FAA）の事情聴取を受けています。
いったい日航ジャンボ機には、何が起きていたのでしょうか？
日航ジャンボ機のクルーたちの証言
▲UFOに遭遇した体験を語る当時の寺内謙寿機長
同機はボージョレ・ヌーボのワインを積んでいた貨物機なので、乗客はいません。旅客機であったならば、もっと多くの目撃証言が得られたはずですが、その点は残念ですね。
このため、未確認飛行物体の目撃者は3人のクルーしかいないのですが、寺内機長以外の他の二人は、以下のように証言しています（1986年12月30日付の朝日新聞より）。
為藤隆憲副操縦士の証言
- ライトは確かに見たし、機内のレーダーにも現われていたから何らかの飛行物体が存在したことは確実だが、物体の形は確認できなかった。
佃航空機関士の証言
- アンカレジに着陸するためのデータ計算をしていたところ、寺内機長が『前の方を見ろ』と言った。だいだい色と青っぽい色の二つの光が上下にゆらゆらと揺れるように見えた。
機長の言う宇宙母艦かどうか半信半疑だが、貨物便の乗員はたった3人だけで、オーロラの見える時期でもないので気味が悪かった。
日航ジャンボ機UFO遭遇事件で、UFOを見たと証言しているのは寺内機長だけだと言われていますが、実際には、二人とも何かしらの未確認飛行物体は見ているのです。それをUFOや宇宙母艦とは言っていないだけです。
次ページでは、いよいよ日航ジャンボ機UFO遭遇事件の真相について考察してみます。
