2014年1月23日午後9頃、沖縄県・那覇市の上空に出現したUFOフリートの動画です。
当日、多くの人々が謎の発光体を目撃しており、UFOフリート(編隊)ではないかと話題になりました。このUFO騒動は、1月25日付の『沖縄タイムス』の紙面でも大きく取り上げられています。
沖縄那覇上空にUFOフリート!
UFOフリートは、オレンジ色の光を発して10個以上も出現しています。上下左右に移動を繰り返しながら、約15分後には全て消えたとのことです。
沖縄那覇上空に複数の発光体
突如として、沖縄那覇の上空に複数の光が出現します。
11~12個にまで増えていく
その後、光の数がどんどん増えていきます。最大で11~12個の発光体が確認できます。
横一列に並んだUFOフリート
一度、姿を消したと思った後に、なんと横一列に並んだ状態で、再びUFOフリートが出現します。
ちなみに、光が七色に輝いているように見えるのは、動画の光加減の問題ではないかと思われます。肉眼ではオレンジ色の光として視認されていたようです。
UFOフリートの正体は照明弾?
冒頭の動画以外にも、UFOフリートは複数の異なる場所からも撮影されています。総合的に分析すると、那覇港の沖合に出現していたようです。
米海兵隊が「照明弾」と、突如として発表
石垣島天文台の宮地竹史所長によると、これは隕石などはなく、「長時間ほぼ同じ場所に光がとどまるのは、天文現象ではない」と述べています。
また、謎の発光体が現れた時間帯には、航空自衛隊や米空軍も訓練していないとの確認も取れています。
ところが、28日になって在沖米海兵隊報道部は、突如として、この発光体は照明弾であるとの見方を示しました。「第3海兵遠征軍が那覇市の南西の射爆撃場で、航空機からの照明弾発射を伴う訓練をしていた」とのことです。
那覇市の西には出砂島、鳥島、久米島の3箇所の射爆撃場があります。しかし、その具体的な場所は明らかにせず、発射した機種にも回答していません。何ともすっきりしませんね。
軍事ジャーナリストは「照明弾ではない」との見解
では、本当にこれが照明弾であるのか、専門家の見解はどうなのでしょうか?
軍事ジャーナリストの井上和彦氏は、問題の動画を確認した結果、「明らかに照明弾ではない」と明言しています。
その理由として、15分も滞空する照明弾はないとのことです。その正体については、軍事の専門家でも「分からない」と首を傾げているのです。
(井上氏の見解は、2015年7月5日放送のテレビ番組「世界の何だコレ!? ミステリー」で放送されています)
照明弾の光
照明弾はパラシュートで降下しながら、数分間周囲を照射します。滞空時間は約4分ほどです。
目撃者によると、発光体は上下左右に移動を繰り返しています。パラシュートで降下する照明弾が、そのような動きをするでしょうか?
やはりUFOフリートだったのか?
「明らかに照明弾ではない」との軍事ジャーナリストの見解が正しければ、なぜ在沖米海兵隊報道部は、発光体の目撃から5日も経ってから照明弾との見方を示したのでしょうか?
このようなUFO騒動が起きると、軍の報道部が前言を撤回して、異なる見解を発表したことは過去の事件にも度々ありました。上層部からの圧力が掛かったのでしょうか? これ以上は憶測するしかありませんね。
天文現象ではなく、照明弾でもないのならば、沖縄那覇の上空に現れた発光体の正体は何なのでしょうか?
やはりUFOフリート(UFOの編隊)であった、という可能性が高まるのではないでしょうか?