これは2015年11月3日、スペインのムルシア州カラスパラの農場に落下した謎の落下物です。地元紙「El Pais」を始めとする複数の海外メディアが伝えています。
宇宙ゴミなのか、あるいはUFOの部品なのか、物議を醸し出しています。
空から落下した物体が、慎重に調査される!
謎の落下物を調査する治安警察
防護服を着用した治安警察の捜査員が、放射線量と爆発の危険の有無を調べています。
直径は約80cm程度の黒い球体
謎の物体は黒く、直径は約80cm程度とのことです。黒い紐のようなもので、ぐるぐる巻にされています。明らかに人工物であり、こんなものが空から農場に落ちてきたのですから、さぞかし驚いたことでしょう。
謎の物体を分析した結果は…?
球体の放射線量は低レベルであり、爆発の危険性がないことも確認されると、さらなる分析のために回収されたようです。分析した結果は、どのように発表されたのでしょうか?
落下した謎の物体は宇宙ゴミか? それともUFOか?
常識の範囲で考えれば、これは宇宙ゴミ(スペースデブリ)になるのだと思います。
宇宙ゴミは、人工衛星や打上げに使われたロケット本体、その一部の部品などが、耐用年数を過ぎたか、あるいは事故などによって、地球の衛星軌道上を周回している人工物体です。
のちに治安警察は、「球体は人工物であり、宇宙空間から落下したと考えられる。ロケットや人工衛星の部品である可能性がある」と発表したようです。
希にこんなに大きな宇宙ゴミが、空から落下してくることがあります!
UFO研究家は異論を唱える!
治安警察の宇宙ゴミの発表に、真っ向から異を唱えているのが、スコット・ウェアリング氏を始めとする世界のUFO研究家たちです。以下、ウェアリング氏の見解です。
このような物体は、ロケットや推進システムのタンクのように見えると言われていますが、実際はそうでないことを私が説明しましょう。
これは、雷に打たれたか撃墜された宇宙船(の一部)であると考えられます。一般にエイリアンの科学技術は、我々のものとは違い、電線や電気回路を持たず、ミクロなスケールで、金属それ自体に組み込まれているものです。
本当に宇宙ゴミなのか?
ウェアリング氏の見解を裏付けるかのように、発見から5日後には、最初の落下地点から目と鼻の先にあるビヤビエハ村で、極めてよく似た球体が再び発見されたのです。
さらに最初の発見があった朝、近隣で7~8つの火の玉が目撃されている事実も分かりました。
宇宙ゴミであるならば、通常は大気圏内で燃え尽きてしまいます。希に鉄製の大きなものが地上に落下するケースもありますが、スペインの農場に落下した今回の球体は、紐のようなもので巻かれており、本当に宇宙ゴミなのでしょうか?
2014年5月16日にも、中国の黒竜江省にある村にも謎の物体が落下しています。こちらも宇宙ゴミではないかと言われていますが、中国国家宇宙局が捜査に乗り出したことで、真相は闇の中に葬られてしまいました。
宇宙ゴミであれ、UFOであれ、こんな物体が落ちてきたら人命に関わることなので、きちんと情報を開示してもらいたいものです。
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