海底調査をしている小型潜水艦の窓に、突然、手がべったりと張り付きます!
振り返ると、不気味な姿をした半魚人らしきシルエットが…
日本のテレビ番組でも、何度か紹介されている驚きの半魚人の映像です。
はっきりとその姿が捉えられていて、「本当にこんな化け物がいるなんて!」と驚かれた人も多いのはないでしょうか?
結局、番組では正体が不明のままだったので、自分でも調べてみることにしました。
すると、これは2013年3月、グリーンランドの近海600メートルの海底で、海底調査のために撮影された映像だということが、すぐに分かりました。
海洋学者トーステン・シュミット氏の研究チームが、小型の潜水艦で海底探査を行っているときに半魚人が撮影されたとのことです。
水掻きの付いた半魚人の手が、べったりと潜水艦の窓に!
半魚人が現れた衝撃的なシーンを、写真で確認してみましょう!
振り返ると、窓に水掻きの付いた手が!
背後の異音に気付いて男性が振り返ると、なんと、水掻きの付いた手が、べったりと窓に張り付いています!
まるで潜水艦が侵入したことに怒り、警告しているかのようです。
不気味な半魚人の姿
その姿も一瞬、捉えられています。何とも不気味な姿をしています。顔はグレイ型の宇宙人に似ています。
それにしても、水深600mもの深海で、このような半魚人が生息できるのでしょうか? 冷静に見れば、人間と似たような体つきで、素肌もさらけており、深海の水圧に耐えられるようには思えないのですが…。
モキュメンタリーのフェイク映像?
この動画は、かなり衝撃的な映像なので、世界でも話題になりました。私もテレビで初めて見た時には、ギョッ!としたものです。
潜水艦で海底を探査している最中に半魚人が出現しているので、素人が撮影した映像ではありません。海洋学者の研究チームが撮影しているので、信憑性も高いのではないか?と思ったりもしました。
映像は「アニマルプラネット」の番組
しかし、さらに調べてみた結果、残念ながら、この映像は「アニマルプラネット」という放送局で放映された番組の一部であることが判明しました。早い話がフェイク映像なのです。
期待が高かっただけに、「えーっ! そんなぁ…」という感じですね。
フィクションなのに、まるで実話のドキュメンタリー映像のように撮影されている「モキュメンタリー」というジャンルなのだそうです。どうりで映像の設定も凝っているわけですね。
映画でいえば、話題になった「パラノーマル・アクティビティ (字幕版)」も、モキュメンタリーの映画です。実際にあった話のごとく、ドキュメンタリー風に撮影されています。
最初から騙すつもりの悪質な捏造映像とは違うのですが、ネットで出回っているうちに、本物の映像のように誤解されてしまいます。日本のテレビ番組でも、本物の映像のように取り扱われていたように思います。
私も最初は騙された口なので、ちょっと残念ではあります。ただ、フェイク映像が見つかったからと言って、他のUMA映像の全てを否定できるわけではありません。そのような目で見ていきたいと思います。
こちらの動画も併せてご覧ください。こちらは、まだ謎のままです。