準惑星「ケレス」の地表に、約4800メートルの高さを持つ「正体不明の構造」が発見されたと報じられています。
アメリカ航空宇宙局(NASA)が2015年6月22日に発表し、その形状がピラミッドに似ていることから、宇宙人が関与しているのではないか?との憶測も呼んでいます。
準惑星ケレスで、2月に発見された謎の光点
ケレスは、火星と木星の間の小惑星帯にある準惑星です。2015年2月にはケレス表面に謎の光点も観測されており、3月に軌道に乗ったドーンが、さらに探査を進めていました。
準惑星ケレスに発見された謎の光点
写真はクレーター内にある最大の光点です。拡大してみると、広範囲にわたって光点が確認できます。
まだ正体は確認されていませんが、氷や塩の可能性が指摘されているほかに、NASAは「他の可能性についても検討中」とコメントしています。「他の可能性」とは、いったい何なのか、意味深な発言ですね。
ネットなどでは、宇宙人の秘密基地ではないか?などの憶測も呼んでいます。
準惑星ケレスに、ピラミッドのような構造
探査機「ドーン」が約4345キロ離れた距離から、2015年6月14日に撮影し、6月21日に画像が公開されています。
約4800メートルのピラミッドのような構造
NASAでは、この写真のピラミッドのような構造について、地球外生命体などの可能性には触れていません。「比較的平坦な地域にそびえる急斜面を持つ山」と説明しているようです。
宇宙人が関与しているかどうかは別としても、探査機「ドーン」によって、準惑星ケレス表面に謎の光点と、さらにピラミッドのような構造も発見されたことは確かです。
未知なるものの発見に心が躍ると同時に、人類は広大な宇宙の中で、まだ太陽系の中ですら知らないことばかりであることを、改めて思い知らされますね。
現在も探査機「ドーン」によって調査が進行中なので、続報に期待したいと思います。
上記のNASA提供の画像ページはこちら
⇒ https://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=4633