いつどこでシンクホールが空くのか、予測不能の恐怖!
シンクホールそのものは、世界各地でも報告されており、そのすべてが原因不明の怪奇現象というわけではありません。
地下の水道管が漏水して地盤が崩れて発生する場合や、建設工事による掘削によって地下水が抜け、地盤沈下を起こすことで穴が開く場合などがあるそうです。
フロリダ州では就寝中にシンクホールが発生、男性が行方不明に!
2013年、米国フロリダ州のブランドンでは、民家の寝室にシンクホールが出現して、就寝中だった男性が穴に落ちてしまい、そのまま行方不明になってしまったという痛ましい事件も起きています。
寝ている間に、地下の穴に飲み込まれてしまうなんて、たまったものではないですね。行方不明ということは、捜索が不可能なほど穴が深かったということでしょうか?
家の中であろうが、いつどこでシンクホールが空くのかは、予測不能なのです。
グアテマラシティの民家にシンクホール
これはグアテマラシティ(中央アメリカに位置するグアテマラ共和国の首都)の民家に、突如として出来たシンクホールなのだそうです。
人間が掘っても、これほどキレイに穴は空きません。いったい、どこまで深いのでしょうか? 「家の床にぽっかり穴が空くなんて、嘘でしょ!」という感じですが、現実の話なのだから怖いです。
日本にもシンクホールが発生!
海外だけの話かと思ったら2015年3月17日、日本でもシンクホールが発生したニュースが報道されています。写真は、愛知県春日井市出川町の公園です。
深さ2m、幅5m程度で、シンクホールとしては小規模ですが、子どもが遊ぶ公園のブランコの下なんて、ゾッとしますね。
博多駅前で道路が陥没! 巨大なシンクホール
穴が広がってるんですが… pic.twitter.com/ZqtHq0t7LD
— 流浪にしかわ (@Complain_Nao) 2016年11月7日
こちらは2016年11月8日の早朝、福岡県福岡市博多駅前で道路が陥没した画像です! 地元の人の証言によると、博多駅前通りで、すごい音を立てて道路が陥没していたそうです。
かなり巨大なシンクホールです。この規模は日本では珍しいのではないでしょうか? しかも交通量の多い道路の交差点に、ぽっかりと穴が空いています! 見ての通り、時間の経過とともに穴が広がっているので、しばらく交通に影響が出るでしょう。
2014年10月27日にも福岡市博多区で道路が陥没しましたが、福岡市交通局建設課は、たて坑施工時の地盤改良が不十分だった可能性を指摘していました。
今回は前回を上回る規模になっています。
スウェーデンにできた世界最大級のシンクホール
こちらはスウェーデンにできた世界最大級のシンクホールです。ここまで大きなものになると、まさに「地球の穴」のような様相になってきますね…。
白い煙まで噴き上げて、いったい地球に何が起きているのか?という感じです。この後、さらに穴は巨大化し、現在はもっと大きくなっているというのですから恐ろしいです。
シンクホールは人的災害か?
シンクホールは自然発生的にできる場合もありますが、やはり人間が行う建設工事などによって地盤を崩してしまい、シンクホールが発生するケースが多いようです。これは人的災害ということですね。
そう考えると、シンクホールは人が住んでいる街に発生しやすいということになります。実際に、世界では住宅街に発生したシンクホールによって死者が多数出ているので、日本も他人事ではありません。
道路の陥没なども小さなシンクホールです。小さくても、車が走っているので大事故に繋がります。
現在では、専用の車を走らせると、道路下の地下空洞を機械で察知できるので、事前に陥没を防ぐ工事ができます。ムダな工事をするよりも、このような対策をもっと進めてほしいものですね。