ゾンビ伝説は、ゾンビパウダーで解明された?
ゾンビとは、死体が蘇る現象ですが、この信じがたいゾンビ伝説の謎を解いたという人物がいます。
米ハーバード大学の人類学者、ウェイド・デイビス博士は、ゾンビを製造する時に使用するゾンビパウダーの存在を解明したと言うのです。
「えっ、ハーバード大学の教授が?」と驚かれると思いますが、次のような話になっています。
ゾンビパウダーを発見した経緯
そもそも、ゾンビパウダーなんていう怪しげな薬品を、どのようにして開発したのでしょうか?
実は、デイビス博士は未知の麻酔薬を探すため、1982年から84年にかけて、ハイチの秘密結社ビサンゴに潜入しました。そこにはゾンビパウダーが、8種類あったのだそうです。
ゾンビパウダーは博士自身が開発したのではなく、秘密結社が製造していたものを入手したのです。
ゾンビパウダーとは?
デイビス博士によると、ゾンビパウダーには、フグを丸ごとあぶったものが混入されていたとのことです。
「フグ?」と思いますよね。なぜゾンビパウダーに、フグが混入されているのでしょうか?
その答は、フグ毒のテトロドトキシンにあります。
フグ毒が混入されたゾンビパウダーを人間の体に塗ると、神経が麻痺して、一時的に仮死状態になります。このゾンビパウダーこそが、ゾンビ伝説の真相なのです。
ゾンビ現象とは、「フグ毒を混入したゾンビパウダーを塗って仮死状態にさせ、あたかも死人が蘇ったかのように見せていただけ」と考えれば、納得がいきます。
デイビス博士は、そのように結論づけました。博士は、このゾンビパウダーの研究成果によって、ハーバード大学の博士号を取得しています。
さらに85年には、ゾンビの謎に挑んだ自らの冒険談『蛇と虹―ゾンビの謎に挑む』を出版。映画『ゾンビ伝説』も公開されて、デイビス博士は全米の注目を集めました。
ゾンビパウダーのゾンビ映画
こちらは、映画史で最初のゾンビが登場がする、『恐怖城(1932年)』の動画です。
実は、この記念すべき世界初のゾンビ映画に出て来るゾンビは、ゾンビパウダーで造られたゾンビなのです。
ゾンビ(仮死状態にされた人間)が、主人(ゾンビマスター)の命令に従い、忠実に動いています。現在のホラー映画のように、人を襲うことも人肉を食らうこともしません。
人間をゾンビにする目的は、「ゾンビを永遠に奴隷にして働かせるため」と前述しましたが、労働力の確保が目的なのですね。
ハイチの秘密結社が、秘かにゾンビパウダーを製造している理由も、コレで分かりますね。
但し、あくまでも映画の中の話です。誤解があるといけないので、ここまで読まれた人は続きをお読みください!