地底人の正体と、地底国の存在
地底国の入口は、北極と南極などの人々が滅多に足を踏み入れない場所にありますが、時々、地上の人々がやって来て迷い込んでしまうわけです。
一個人の体験談ならば、虚言や幻覚の可能性もあります。しかし、スノーデン氏が暴露した内容では、米政府は地底国や地底人について何かしらの情報を掴んでいるようなので、これは聞き捨てなりませんね。
最後に、地底人の正体と地底国の存在について考察してみます。
地底国の入口はワームホールか?
前述したヤンセン父子は、北極から地底国に入り、帰る時には南極の海に出ています。非常に長い距離を航海していますが、普通に考えれば、本当に小船だけで航海できたのだろうか?と疑問ですね。
本当に地底国の入口は、地球内部に通じているのでしょうか? そうではなくて、異世界に通じているとも考えられないでしょうか?
なぜならば、ヤンセン父子は海水に囲まれた「水のトンネル」を通り、バード少将は「薄いピンク色の深い霧」の中を通過しているからです。
まるで異世界に続くトンネルを通過しているかのような表現が注目されます。では、そのトンネルを通過して、どのような世界に行ったのしょうか?
それは、地球ではない別の惑星かもしれません。この場合は、異星人が作ったワームホールを通り、瞬時にして星間移動をしていると考えられます。
地底の中心部に輝く小さなセントラルサンとは、要するに他の太陽系の恒星なのです。まさか別の惑星に行っているとは思わないので、地底国に入り込んだと勘違いしているのかもしれません。
恒星の中で最も多く、暗く小さな恒星である赤色矮星は、まさにバラのように赤く輝く小さな太陽であり、ヤンセン父子が見たという地底国の太陽「スモーキー・ゴッド」に似ています。
ちなみに、NASAが「地球外の知的生命体がいる可能性」を発表したトラピスト1(約39.13光年の距離)は、私たちの太陽の0.117倍という小さな赤色矮星です。
地底人の正体は?
地底国の入口を、他の惑星に通じているワームホールと考えるならば、地底人の正体は異星人になります。
しかし、古来から言われているように、本当に地球内部は空洞になっていて、そこに私たちと別種の地底人が住んでいるとしたら、彼らは何者なのでしょうか?
地底国の話は様々に伝わっていますが、地底人たちは高度な科学文明を持っている、という点で共通しています。
また、前述のヤンセン父子が見た地底国には、身長4メートルの巨人たちが住んでいました。他にも地底人が巨人であったという証言はあります。
地底人たちの特徴は、遙か昔から高度な科学文明を持っていて、現代の人類とは異なる巨人種族であるようなのです。
ちなみに、超古代文明を築いたレムリア人も巨人族であり、旧約聖書に登場するネフィリムも巨人族です。このため、地底人の正体は、レムリアやアトランティスなどの超古代文明を築いた人々だと言われているわけです。
謎の巨人種族はどこからやって来たのでしょうか?
古代宇宙飛行士説によると、遙か古代に異星人たちが地球に飛来して人類を創造した、あるいは原住民の遺伝子を組み換えて進化させた、とあります。
多くの場合、神話や伝承に登場する神々は、天に浮かぶ船に乗り、その姿は巨人のように描写されています。
結論的に言えば、古代の地球に飛来した異星人たちは巨人族であったのです。その後、地底に定住した地底人と、地上に住む現在の人類に分かれて進化していったのかもしれません。
地底国は存在するか?
現代に伝わっている地底国の様相は、古来からの伝承に加えて、『来るべき種族(The Coming Race)』などのユートピア小説の内容も入り交じっています。
また、地底国に行ったという人たちの体験には、UFOコンタクティーの個人的な体験も含まれており、どこまで真実なのか不明です。
常識で考えれば、今のところ地底国の存在を肯定できる材料はありません。地球空洞説にも多くの科学的な矛盾があります。
このため、もしも地底国が存在しているとするならば、以下の二つの可能性に絞られるのではないでしょうか?
- 異星人たちが築いた地下都市(巨大なUFO基地)である可能性
- 極地のワームホールを通って別惑星を見て来た可能性
「地下のUFO基地」のほうが受け入れやすい仮説ですが、「ワームホール通過による別惑星」という仮説にまで飛躍させて考えることもできそうです。
いずれにしても地底国と地底人は、異星人の存在なくして語れそうにありません。