オーロラ事件には、UFO墜落の物的証拠もある
オカルトクロニカルというサイトに興味深いことが記されています。
飛行物体の残骸は回収されたとのことですが、実は、残骸の一部は、風車小屋の所有者であるプロクター氏によって敷地内の井戸に投げ込まれたそうなのです。
井戸の底に、飛行物体の破片が捨てられていた
以下、オカルトクロニカルの記事より、引用させて頂きます。
その後、1945年にプロクター判事から土地を購入したブローリー・オーツという男が井戸の底をさらい、破片を取り出した。
破片がどうなったかは報じられていないが、オーツ氏は直後に重度の関節炎を発症する。
これは、残骸からしみ出した何らかの成分によって汚染された水が原因であると考えたオーツ氏はポッカリ空いたホールをコンクリートで埋めた。
オーツ一家は全員が嚢胞や甲状腺腫などの病気を患っており、家族は墜落事故が起きたところにあった古井戸の水を飲んだせいだと確信している。
破片がもたらした健康被害
ちょっと衝撃的な写真になりますが、以下は重度の関節炎を発症したオーツ氏の写真です。
オーツ氏だけでなく、家族全員に健康被害が及んでいるのですから、これは井戸に投げ込まれたUFOの破片が原因である可能性が強いですね。
オーツ氏は1973年に亡くなっていますが、オーツ夫人も「畑の中に宇宙船が衝突したらしい場所があるけど、そこには何年も草一本生えなかった」と語っているそうです。
井戸から取り出した破片はその後、どうなったのか気になりますが、残念ながらその点には触れられていません。
エイリアンの墓は、盗難に遭っていた
事件から70年以上も経過してから、オーロラUFO墜落事件が再注目されることになります。
▲1970年代に墜落事件を再調査した記事
ところが、町の住民たちは、宇宙人が眠る墓の調査に反対し、発掘調査は進みませんでした。自分たちの墓まで荒らされると考えたのか、自警団まで結成して頑なに拒んだようです。
しかし残念なことに、実はその間に墓荒らしに遭い、墓石と金属片、埋葬されていた宇宙人の遺体も盗難されてしまったようです。
墓の発掘調査をしようとしていたビルケースという人物は、盗難者は「政府だ」と言い残し、一年後に亡くなっているそうです。
憶測になりますが、町の自警団は政府にうまいこと利用されたか、あるいは大金をつかまされて、証拠物を墓から持ち去る手助けをした者もいるのかもしれません。
町の自警団は墓を守っていたのではなく、政府関係者以外の者を近づけないことが目的であった可能性もあるわけです。
墓の下には、レーダーで金属片が確認されていたのですが、盗難後にはすっかり反応が無くなってしまったそうです。
新たに発見された物的証拠
その後、2008年になって井戸の科学的な追跡調査が行われています。こちらも以下の興味深い事実が確認されています。
- 現在の土地所有者ティム・オーツ(ブローリーの甥)の子供が拾ったという幾つかの溶けた金属片を調べると、アルミと少量の鉄の合金であることが判明する。
このような合金は事件当時に存在しておらず、現在でも一般的ではない。原子炉の燃料被膜材料として使用されるのみ。- 事件現場の付近に生えていた樹齢200年の樫の木が、強い金属反応を示す。
- 封印を解いた井戸の水から高濃度のアルミニウムが検出された。
- 井戸の周辺の表土を除去する際に、風車小屋の基礎が発見される。これにより「そもそも風車小屋はなかった」とする郷土史家エタ・ペギューの説が覆った。
オカルトクロニカルより
このように、物的証拠も残されているのですが、それでも「よく分からない謎」ということで落ち着いてしまうのでしょう。
UFOの概念のない時代に起きたUFO墜落事件
新聞記者がオーロラの町に注目を集めて、経済を活性させるために「記事を面白半分にでっち上げた」という疑いもあるようです。
▲オーロラ事件を伝える当時の新聞記事
確かに当時の新聞が、本当に正確な情報を伝えているのかどうかは定かではありません。
当時の人々も飛行船の存在は知っており、興味は持っているので、飛行船が墜落したというデマ情報に尾ひれが付いて、現在ではあたかもUFOが墜落した事件として取り扱われている可能性もあります。
しかし、墜落事故で亡くなったエイリアンは、キリスト教の墓地に埋葬されていますが、キリスト教徒にとって墓地は神聖な場所です。
そのような場所に、町の住人がエイリアンの墓を造るという悪ノリまでするでしょうか? 日本人だってお寺の墓地にそのような罰当たりな行為はしません。
1897年のオーロラの町に「何か」が墜落し、「何者か」が町の共同墓地に埋葬されたという事は、確かなようです。
宇宙船(エイリアン・クラフト)としてのUFOが、一般的に認知されるようになったのは、ようやく1960年代以降になってからと言われています。
このUFO墜落事件は、1897年という、UFOの概念すらなかった時代に起きたという点が、非常に興味深いですね。
エイリアンの墓の墓石
盗難に遭っているので、現在の墓石は新しいものです。当時の住民たちに目撃されたという葉巻型UFOと窓のレリーフが掘られています。この下には、もう何も証拠は残されていないのでしょうか?
今後もさらに調査が進んで、UFOが墜落したという明確な物的証拠が出て来ることに期待したいと思います。