天使のように羽を生やした人間が、雲を縫うようにして戯れながら空を飛んでいます!
2014年2月15日、ブラジルのロライマ州に現れたとされています。テレビでも驚異のUMA動画として放映されているので、ご覧になられた人も多いと思います。
天使が空を飛んでいるなんて、ロマンチックで荘厳な映像ですね!
でも、本物の天使なのでしょうか? その真相は、続きをお読みください!
翼を広げて空飛ぶ人間! 本物の天使か?
テレビの紹介によると(「世界の何だコレ!?ミステリー」だったかな? 他の番組でも何度かこの動画が放映されていたと思います)、撮影者はを飛ぶ大きな二羽の鳥のようなものを空に発見し、カメラを回したとのことです。しかし、それは鳥ではなく、翼の生えた人間、まさに本物の天使のような姿をしていました。
二体は戯れるようにして、悠然と大空を舞っています。雲を縫うようにして飛んだ後、天空の彼方へと消え去りました。
では、画像でも確認してみましょう!
翼を生やした人間?
突如、雲の切れ間から、翼を生やした人間(?)が出現します。
2本の足がある
鳥ではありません。翼を生やしていますが、人間としか思えない2本の足が確認できます。
天使そのものの姿
真っ白な羽を背中から生やし、体は裸体です。フライング・ヒューマノイドというよりも、西洋の絵画に描かれている天使そのものの姿です。まさしく本物の天使が空を飛んでいるのでしょか?
以上の説明は、テレビで放映されていたナレーションに基づいて書いていますが、ここまで読まれた方は、次の映像も併せてご覧ください。
空飛ぶ天使の正体は?
もうお分かりだと思いますが、翼の生えた天使のような人間の正体は、CGによる合成ですね。私も調べているうちに分かりました。
動画を制作者まで辿り着けば判明することもありますが、複製された映像がインターネットで多く出回るうちに、「謎のUMA映像」となって広まってしまいます。
作者に悪意はなく、作品として発表しているのだとしても、あとでフェイクであったことが分かると、「やっぱり、こういう映像は、みんなインチキなんだ」という認識までもが、一緒に広まってしまいます。
ただ、最初のビデオは、本当に撮影したかのように日付やタイムラインまで入れてあります。悪意がなかったとも言えませんね…。
本物があれば、ニセモノが出回るのも世の常
テレビで放映されると、信憑性が高い映像なのだろうと思うかもしれませんが、そうとは限りません。
現場のスタッフは、限られた人数と時間で番組を制作しています。映像が本物かどうかの検証までは、十分に出来ていないのが現状だと思います。
オカルトの映像は、限りなく信憑性が高くても「本物」だとは言い切れないので、良くても「正体不明」というのが最終結論になります。なので、完全にシロクロの判定ができないのは、無理もない話だとは思います。
また、番組によっては、映像さえ面白ければ、フェイク映像と知っていても放送している場合も多いように思います。「言わなくても分かるよね?」みたいなノリなのでしょう。
最後はこんなオチになってしまい、ちょっと残念な気持ちにさせてしまったかもしれません。でも、本物の価値が高ければ高いほど、ニセモノが多く出回るのは世の常です。
ニセモノが見つかったからと言って、残りの全てもニセモノだとは言えません。オカルトを追究するならば、そのような認識を持って取り組む必要があるのだと思います。