ネス湖のネッシーと言えば、知らない人はいない有名なUMA(未確認生物)です。
古くは西暦565年に聖コルンバがネス湖のモンスターに遭遇し、十字を切って撃退したとの伝記から語り継がれています。そして1933年に初めてネッシーが撮影されて以降は、現在も目撃情報が絶えません。
1970年代の日本ではネッシーブームが巻き起こり、石原慎太郎氏が調査隊を組んで、ネス湖のネッシーの探索に出掛けています(後ほど紹介します)。
いまだにネッシーの存在は確認されていませんが、スマホの普及によって、ネッシーの写真や動画の投稿は、むしろ増え続けています。
当記事では全5ページにわたり、ネッシーの最新の写真・動画から、過去に注目された有名な画像・映像まで、一挙にご紹介します。
また現在、有力となっているネッシーの正体についても考察してみます。ネッシーに興味のある人は、ぜひ続きをお読みください!
ネッシーの2019年の最新写真!
イギリスのニュースサイト「MIRROR」によると、2019年2月23と27日に、ネッシーの最新写真が2回も撮影されたと伝えています。
2月23日はイギリスのマンチェスターから訪れた女性リサ・ブレナンさん(30歳)と夫の37歳のダニーが、水中に姿を消す直前にネッシーと思われる未確認生物を撮ったとのことです。
リサさんは、「ネス湖近くのアーカート城周辺をドライブしていた時、水面の上に約3フィートの高さのL字型の黒い物体を見つけた」と語っています。
写真はドライブ中に携帯で撮影したため不鮮明ですが、水中に没した動きを目撃しているため、何かしらの巨大な水中生物であったことは間違いないようです。
リサさんは「L字型の黒い物体」と表現していることから、ネッシーらしき大型生物が頭と首を水面に出して泳いでいたものと思われます。
さらに4日後の2019年2月27日には、熱心な“ネッシーハンター”の男性がウェブカメラでネッシーを撮影(下写真)しました。
男性は、「私は27日の午後約20分間ウェブカメラを見ていた。その時ボートは湖を走っておらず、ネッシーを見つけたことはすぐに分かった」と語っています。
2018年には、ネッシーは15回見られたと報告されていますが、2019年はさらに多くの目撃情報が期待できるかもしれません。
ついに実在するネッシーを捉えたか?
こちらは2016年9月16日付の英国紙『METRO』に報じられたネッシーの写真です。
「遂にネッシーの全身を明確に捉えたか!」と、実在を期待させる驚愕の一枚です!
ネッシー(Nessie, Loch Ness Monster)は最も有名な未確認生物(UMA)の一種ですが、過去には捏造写真が多いのも事実です。
今回の写真は、あまりにも明確にネッシーの姿が写っているので、また後でがっかりさせられる結果になりはしないかと、余計な心配もしてしまいますね。
問題のネッシーの写真は、アマチュア写真家のイアン・ブレムナーさん(58歳)が撮影しました。
9月10日の午後、赤鹿を追って、ネス湖の湖畔に車を停めて休憩していると、湖面をのたうつ生物に気付いて、慌てて写真を撮ったのだそうです。
ネッシーの写真を拡大してみると…
ネッシーと思われる生き物を拡大してみた写真です。頭部はアザラシに似ていますね。でも、後ろに見えているコブ状の背中は、アザラシとは異なります。
従来のネッシーのイメージとは違い、サーペント(大蛇)タイプの生き物に見えます。ただ、蛇のように胴体を横にうねるのではなく、縦のうねりをしています。
水面を泳ぐ際には、浮力の出る横のうねりのほうが泳ぎやすいと思うのですが、この点が気になりますね。また、大きさを比較できる対象物が写っていないのも残念です。
ネッシーの撮影者のコメント
以下、ネッシーを撮影したという撮影者のイアンさんのコメントです。
ネス湖だからね、もしかしたら何かがいるんじゃないかって水面を見るもんだろう。
ネス湖でネッシーを見たのは人生で初めてだけど、ネッシーを発見した最初の人が私だというなら、そりゃ素晴らしいことだよ!
ネッシーのこととなると、だいたい眉唾だって感じになるけどね、いまは信じられるさ。
イアンさんの友人たちは「こりゃ三匹のアザラシだな」と笑い飛ばして、イアンさんも、そうかもしれないと思ったそうですが、今はネッシーの実在を信じているようです。
ネッシーなのか、三匹のアザラシなのか、ぜひ専門家に写真を鑑定してもらいたいですね。続報を待ちたいと思います。
ネッシーの最新動画
こちらは2017年5月8日、久し振りに撮影されたネッシーの動画です。北ウェールズ在住のロブ・ジョーンズ氏が、旅行に行った際に撮影したと伝わっています。
湖面から顔を出したネッシーが、ゆっくりと移動しているのですが、なんとその傍にはボートがやって来ています! しかも船上に人の姿が見えています。ネッシーに気付いていないのでしょうか?
しかし、映像を見る限り、誰かのイタズラのように見えますね。ネッシーの模型を浮かべて、岸から引っ張っているような感じです。泳いで移動しているのに、首から上の動きが見られません。
首を垂直に立てたまま泳ぐというのも不自然ですね。ネッシーが首長竜の末裔であるならば、首の骨格上、首長竜はそのような泳ぎ方は出来ないそうです。湖面を泳ぐならば、首をもう少し寝かせないと泳げません。
また、この近距離でボートが走ったら、普通ならば潜って消えてしまうでしょう。撮影者たちも、何やら笑っていて緊迫感がありませんね。イタズラと知って撮影しているか、自作自演なのではないでしょうか?
久し振りのネッシーの動画は、ちょっと残念な感じですが、次ページでは、過去に撮影されたネッシーの有名な写真と映像をご紹介します!